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2016年06月17日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは、税理士の芦辺です。
日銀によるマイナス金利が導入され、
生命保険会社の主な運用先である国債の利回りがマイナスになり、
生命保険業界も貯蓄性の高い一時払終身保険の販売停止や
予定利率の変更などの影響が出ています。
もちろん、銀行の預金金利も軒並み下がり、
普通預金の金利は0.001%まで下がっています。
1,000万円を1年預けても100円の利息しか付かず、ATM手数料にもなりません。
このような状況下において、
生命保険を活用して10%以上の利回りが得られる方法についてご紹介します。
それは個人の年金保険を活用する方法です。
個人の年金保険は保険料の一部を所得額から控除することができるので、
所得税と住民税を軽減することができます。
例えば、年間80,000円以上の個人年金保険料を支払った場合、
所得税で40,000円、住民税では28,000円の控除を受けることができます。
所得税率が20%の方は
所得税8,000円、住民税2,800円、計10,800円の税金が軽減されます。
年間80,000円の貯蓄をしながら10,800円戻ってくるので、
13.5%の利回りということになります。
同様に所得税率が40%の方は
所得税16,000円、住民税2,800円、計18,800円の税金が軽減され、
23.5%の利回りになります。
個人で死亡保障や医療保障のために保険に加入されている方は多いですが、
年金保険に加入されている方は少ないので、一考の余地はあると思います。
しかし、生命保険料控除を受けるためには年金開始までに10年以上の期間があります。
従って、中途解約した場合に戻ってくる金額は払込保険料を下回ったり、
また、インフレが起きたときは対応できません(変額年金保険を除く)。
そのようなリスクをふまえて検討してみてください。
今回の話は、大きな金額の話ではありません。
しかし重要なのは、このような話を知っているか否かです。
このような話はたくさんありますが、実行している方は多くありません。
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