最新の投稿
アーカイブ
2015年02月12日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは!経営者保険プランナー、相続診断士の尾﨑です。
あるときは北海道、あるときは九州へと、遠方出張が多い私・・・。
平日にせかせか動いている分、
休日は趣味のウクレレを弾いたり、
バイクに乗ったりとまったりモードで過ごしています。
まだまだ寒い日が続きますが、暦の上ではもう春。
暖かくなったら、ウクレレを片手に、
プライベートでも遠出をしたいと思います。(笑)
さて、私たちヒューマンネットワークは、グループ会社である、
東京会計株式会社、
税理士法人東京会計パートナーズとともに、
オーナー経営者の事業承継の課題解決をお手伝いしています。
今回のブログでは、グループ会社と共に、
ある会社の課題解決に立ちあった事例をご紹介いたします。
建設業を営むD社の創業者、森会長(70歳)
5年前に長男へ社長業を引き継ぎ、
その後は非常勤として社長をサポートしています。
そんな森会長の悩みの種は、自社株。
いまだに全体の4割の株を持っており、
直近の株価評価では会長の保有する株だけで
2億円の価値があるとのことでした。
完全退職を考えている5年後までには、
なんとかしたいと考えていたものの、
具体的な解決策は見つかっていませんでした。
もちろん、これまで何の対策もしてこなかったわけではありません。
顧問税理士のアドバイスを参考に、
長男へ毎年暦年贈与で株を贈与したり、
ある程度まとまった現金を贈与して株を買い取らせるなど、
できるだけの対策はしてきました。
しかし、このままのスピードでは、
株の引き継ぎを完了するまでに何年かかるのかわかりませんし、
その間自分に万が一のことがあれば、
相続税の負担は長男である現社長に及びます。
「もっと効率的に自社株を移していく方法はないだろうか・・・。」
そんな森会長からのご相談から、
事業承継専門にコンサルティングを行う東京会計株式会社、
税理士法人東京会計パートナーズが共に、
社の事業承継のお手伝いをさせていただくことになりました。
具体的な解決策として、
5年後に森会長へ数億円の退職金を払うことで、
株価を一時的にひき下げ、
全ての自社株を社長へ一気に譲渡する計画を立てました。
また、これと並行して森会長が完全退職するタイミングで
すべての株を長男に移せるように、
株の買い取り資金を用意することにしました。
終わりの見えなかった事業承継計画に、
区切りが付けられたことで会長はとても安心されたご様子でした。
しかし、意外にも会長以上にこのことを喜んでいたのは社長でした。
二人きりになったとき、社長はわたしにこう話してくださいました。
「これまでも会長の株のことについては気になっていたんです。
ただ、会長が死んだらという話は自分からは言い出しづらくて・・・。
本当は万が一のことが起きたらどうしようととても不安でした。
当人同士では話しにくいことだから、
今回は第三者の専門家に後押しをしてもらえて、
本当によかったと思います。」
そう、安堵の表情でお話しされる社長の姿は、とても印象的でした。
生命保険は、さまざまな経営課題の解決に役立つツールです。
しかし、経営者が抱える課題には保険だけで解決できないものもあります。
そこで、私どもヒューマンネットワークは、
グループ会社である、
東京会計株式会社、
税理士法人東京会計パートナーズとともに、
様々な角度からの解決策をご紹介しています。
「経営承継や、相続のことを相談できる人を探している」
「自社株の評価が高く、万一の際の納税資金が心配」
第三者承継を検討しており、具体的な準備方法について知りたい」など・・・
今後の事業承継に課題をお持ちの方はどうぞお気軽にご相談ください。
お客様の現状や二―ズを伺う中から、
中立的な立場からの解決策をご提案いたします。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。