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■■■■■「成功したオーナー経営者の節税最新情報」■■■■■
~オペレーティングリースのメリットは?~
━━━━━━━━━━ 2014/08/28 第6号(メルマガ通巻105号)━━━━
監修:税理士法人東京会計パートナーズ
配信:ヒューマンネットワーク株式会社
担当者 様
いつもお世話になります。
日々お忙しい中、お読みくださいまして誠に有難うございます。
晩夏となりました。
でも、梅雨の季節でも、台風のシーズンでもないのに、
暖かく湿った空気が南から前線に入って局地的な大雨を降らせて、
広島をはじめ、各地で甚大な被害をもたらしました。
大雨により被害を受けられた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。
「局地的な豪雨はどこで起こるか予測が難しい」と気象庁は伝えています。
いきなり、前例のない集中豪雨に見舞われる可能性があります。
くれぐれもお気を付けください。
さて、今回はオペレーティングリースの節税についてです。
メリットがあるか、実態について、税理士の小林先生に解説をいただきます。
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■■オペレーティングリースのメリットは?■■
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こんにちは。税理士の小林です。
今回は、オペレーティングリースによる節税についてです。
リース取引の法律の改正により、改正前に比べてメリットが無くなったと
いわれていますが、実態はどうでしょうか?
留意点と合わせて解説します。
【Q】
個人で行うオペレーティングリースについて教えてください。
以前、裁判になり納税者が勝訴したものの、その後、法律が改正され、
メリットが取れなくなったという話をきいたことがあるのですが、
今でも、メリットはあるのでしょうか?
【A】
1.改正前のオペレーティングリース(個人)
オペレーティングリースについても、海外不動産を活用する場合と同じように、
減価償却がポイントになります。
以前の仕組みを説明すると、匿名組合などを組成して、航空機、ヘリコプター
コンテナなどを取得し、その資産をリースします。
匿名組合員である個人投資家は、組合から損益の分配を受けることになります。
個人投資家は、リース事業を通じて、当初の数年間は、減価償却費の計上により
所得は、赤字になります。
さらに、組合から分配される赤字を使ってほかの所得と損益通算していました。
その後、リース資産を売却する場合には、総合譲渡(長期譲渡の場合、税率が
2分の1になる)となり、売却益は優遇されていました。
最高税率50%の個人の場合には、
・他の所得と損益通算する際には、50%の税率で赤字を使い、
・譲渡益が課税されるときには、50%の2分の1の25%で課税されるという
所得の種類が異なることによる税率の差を利用した節税でした。
2.改正後の取り扱い
しかし、オペレーティングリースの法律改正があり、
現在では、匿名組合などからの赤字の分配については、雑所得に分類されて、
他の所得との損益通算ができなくなりました。
よって、従来型の組合を経由してのリースを活用した節税については、
個人投資家にとって、メリットがなくなったのです。
しかし、組合を経由しないで、つまり、個人でリース資産を取得してリース事業
を行う場合には、その事業から発生した赤字は他の所得との損益通算は可能で、
売却する時のメリットも、従前どおり享受することができます。
ただし、本当に資産を取得することになりますので、売却することを前提に
考えておかなくてはなりません。
つまり、中古資産として市場性があることが重要になるでしょう。
3.それでもメリットはあるか
結論として、個人でリース資産を所有して、リース事業を行う場合には、
それなりのメリットが得られる可能性を秘めています。
ただし、投資金額が、ある程度まとまった金額になる可能性があること、
為替の変動、売却時の価格が変動するなどのリスクはありますので、
それらのリスクを理解したうえで検討し、実行したいものです。
★次回配信は9月4日を予定しています。
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■■編集後記■■
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『日航、国産小型機MRJ導入』という記事が出ていました。
全日空はすでに購入を表明していたものの、日航は計画を示していなかったので
今回の導入は、日本人として喜ばしいことだと思います。
戦前、戦中と、我が国は高い航空機製造の技術を持っていたにも関わらず、
終戦となり、GHQの航空禁止令により製造が認められませんでした。
50年代に入り、ようやく開発・製造を再開、その成果として誕生したのが
ご存知、日本航空機製造のYS-11です。
YS-11で、ようやく遅れた技術を取り戻したわけですが、その後、国産の
旅客機は開発・製造がされずに、YS-11の最後の生産からすでに約40年
の歳月を経過してしまいました。
一方で、我が国の機体製造等に関する高い技術は、海外で開発・製造されている
航空機には活かされており、初の純国産ジェット旅客機、MRJの製造で
航空機市場へ完成品として勝負をかけるわけです。
前記の理由等で日本の航空機製造は後発ですが、高い技術は評価されており、
航空日本の復活をもって、全世界でMRJが飛翔することを願ってやみません。
その懸け橋として、日本の航空会社には積極的に採用してほしいです…。
さて、現実的な話ですが、夏休みが終わると電車が混むのが憂鬱です。
思いがけない涼しい晩夏と、せいぜいラッシュにならないうちに
猛暑で疲れた体を癒したいと思います。
寒暖の差が激しいので、皆様も体調管理にお気を付けください…。
(最後までお読みくださいまして、有難うございました。)
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ヒューマンネットワーク株式会社 メルマガ担当;松本
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