ヒューマンネットワーク・メールマガジン 7月号

2011年07月13日

2011/07/14 ────────────────────────────╂

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ヒューマンネットワーク・メールマガジン 7月号

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担当者 様

いつもお世話になります。
ヒューマンネットワークよりメールマガジンをお届けします。

いきなり頭上には待望の太陽と青い空が、そして猛暑が襲って来ました。
今年は夏の暑さが早く訪れ、そして長く続きそうです。
塩分や水分補給をこまめにして、熱中症にはくれぐれもご注意下さい。

『節電の夏』にぼやいていても始まりません。
休日には思いきって海に行くか、山で涼むか、近場のプールにするか?
暑い夏を熱く、楽しむ工夫をしたいと思います…。

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 ■■コラム・痛い目に遭ったことは生かす…■■
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岩手県の平泉の世界文化遺産登録が決定しました。
これを機会に観光客が増えて、東北復興のはずみになればいいのですが…。

ところで、
同じ岩手県の普代村のことが7月3日付の日刊スポーツ紙に書かれていましたが、
既にご承知の通り、同村は岩手県の沿岸部であるにも関わらず、
先の大津波による死者がゼロだったのです。

水産加工場が全壊し漁業施設には被害がでたものの、住宅への浸水被害は無く、
これは1947年から1987年まで10期40年にわたって村長を務めた、
和村幸得氏の尽力によることが記事に記されていました。

この和村氏が高さ15.5mの普代水門や太田名部防潮堤の建設を実現され、
これが津波から村を守ったのですが、
計画にあたって氏の主張する15.5mという高さがあまりにも高すぎると非難を浴びたそうです。

ところが、明治三陸地震で302名、
昭和三陸地震で137名の津波の犠牲者を出し、
明治に15メートルの波が来たという言い伝えが、和村氏の頭から離れず
「2度あることは3度あってはならない。」
と決して妥協することなく15.5mの建設を求め、
そして、完成から20数年後に村を救ったのでした。

痛い目にあったことは、将来に生かさなくてはなりません。
今回の大津波を教訓に、また、普代村を見習って、
何十年かかろうとも防潮堤建造を進め、
街を高台に開拓することが大災害を経験した我々の使命でしょう。

是非、国家的な事業として進めてほしいものです。
叶ったなら、必ずや次の大津波の時は災害から守ることが出来るでしょうし、
やがて、それが世界文化遺産登録などということもあるかもしれません…。

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 ■■今月の常識クイズ・梅雨明けの最も遅かった年は?■■
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 ★★ 問 題 ★★
9日に関東甲信越地方が梅雨明けしました。
平年に比べて10日以上早い梅雨明けとなりましたが、
同地方で1951年以降最も遅かった梅雨明けは何年でしょうか?

 ▽回答は最後をご覧ください。▽

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 ■■事例に学ぶ・たとえスランプに陥っても…■■
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青森県大間の、一本釣り天然本マグロは有名です。
その大間にマグロ釣りの神様といわれている名人がいますが、
この神様ですらある時、どうしょうもないスランプに陥ったそうです。

平成11年の9月から12月までの間、毎日、変わらずに漁に出て、
好調時と同じように仕掛けてマグロの喰うのを待つのですが、
他の船には掛っていても神から見放されたように、
この名人が仕掛ける餌には当たりが来ませんでした。

それでもこの名人は、報われなくても、裏切られても、
決してあきらめずにただやり続けるだけと、投げ出すことなく一人でマグロ漁船に乗って、
愚直に釣りを続けたのです。

そして、
ようやく110日目に高値で取引される超重量級マグロをヒットする訳ですが、
名人といえどもスランプがあり、たとえ、そんなスランプに陥ったとしても、
怯まずに普段と変わらずにひたすら作業を続ける…。
この点に名人たる所以が隠されている気がします。

ビジネスの世界も同様に、
いつも通りに営業をしているのに急に売上が停滞し臨機応変に修正をしたとしても、
全く好転しない時があるでしょう。
そして、そんな時に限って大口の取引先を失ったり…。

でも、ひたすら耐えて、やるべきことをきっちりとやり続ければ、
必ず道が開けるのではないでしょうか。
そして、大きな困難を克服した時、会社は一回り成長する気がします…。

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 ■■経営者の方へ・こういう時期こそ「取り込み詐欺」にご注意を…■■

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友人の会社で、ある会社の売掛金が回収不能になりました。
支払いの延期を繰り返され、
結局、事務所が空で行方不明になったとのこと。
どうやら「取り込み詐欺」にやられたようです…。

「取り込み詐欺」については、既にご存知だと思いますが改めて説明をすると、
代金後払いで商品を発注して商品を受け取るも、
代金を支払わず商品を詐取する詐欺の手法で、最初は少ない取引で決済をしっかりと行い、
相手を信用させ高額の取引にこぎつけると支払わない、というケースが多くみられます。

今回の大震災の余波で、売上に苦戦している企業もあることでしょう。
新規の取引先を見つけるのも、なかなか大変です。
こんな時期に、
商品を買いたいなどという会社があると「渡りに船」とばかりに与信もゆるみがち…。
でも、これは要注意と警戒しなくてはなりません。

取り込み詐欺のグループが法人を作り、この隙を狙っているのです。
一旦、この手の術中に嵌まると損失が出るだけでなく、
法手続きを含めた回収の為に多大なマンパワーを必要とします。

・信用情報をしっかり入手し、広い角度で企業を分析する。

・多額の売掛金は作らず、取引金額は余程な優良企業
で無い限り、厳し目にする。

こういう時期こそ、与信の基本は決して忘れないでください…。

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 ■■保険の話・生命保険一時所得の計算上控除できる保険料は?■■
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震災の影響で国会審議が遅れ、
平成23年度税制改正大綱の決定が宙に浮いていましたが、
当初の法案が更なる検討が必要な法案と、
即時実施する法案とに分割された上でようやく可決・成立しました。

それにより、保険業界で注目されていた『個人が受け取った生命保険契約等の
一時金に係る一時所得の必要経費として控除できるもの』についての取扱いが
6月30日付で、早速、運用開始されています。

改正された内容は、平成23年6月30日以後に支払われる保険金について、
一時所得の計算で支払保険料として計上出来るのは自己負担分のみが対象で、
法人が支払った部分は対象にならない点です。

平成21年3月のこのコラムでも取り上げ、福岡高裁の判決等で注目されていた
「養老保険の全額損金プラン」等の一時所得の取り扱いについては決定的な影響を
受けることとなりました。

これにより個人で受取る際の課税金額が大幅に上昇する事となります。
ただ50万円の控除と1/2課税である為に、
通常の所得税より若干メリットはあるのかもしれませんが、
受取る満期金の金額が大きい場合には、
個人税率が大幅に上がってしまうことでメリットが吹き飛んでしまう可能性があります。

但し、解釈において全ての保険種類に該当するか否か、
現在のところ保険会社、税理士等の見解が一致しておりません。
同ケースでの経費の算出には、専門家の意見をふまえて充分ご留意ください。

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 ▽クイズの答え▽
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長雨が続き、とうとう梅雨明け宣言が出されなかった1993年です。
(宣言が出された年では、1982年の8月4日です。)

詳しくは気象庁のページをご参照ください。
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu09.html

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□□編集後記□□

クイズの通り、関東甲信越は週末に梅雨明けとなりました。
そして、11日に東北地方も梅雨明けをして、本格的な夏到来…。
この季節の無理な節電対策による熱中症が心配です。
小さいお子さんやお年寄りのいらっしゃる方は、十分にお気を付けください。

全国的に花火大会などのイベントが自粛ムードですが、
夏祭りは地域や家族の絆を深め、そして厄や災いを払う意味もあります。
こういう時期だからこそ、盛大に行ってほしいものですね…。
今月もどうぞよろしくお願い致します。
(最後までお読みいただきまして、有難うございました。)

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