『社長を譲る時期を宣言し、自らを追い込み、必ずその時期に譲るべし』ヒューマンネットワーク・メールマガジン(通号302号)

2018年08月29日

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　『中小企業のための成功する事業承継』藤間秋男 著　
　ＰＨＰ研究所刊（全国書店で販売中）より転載しています。

　※弊社提携先、ＴＯＭＡコンサルタンツグループ代表取締役で公認会計士の
　藤間秋男氏のご厚意により、著作を掲載いたします。

　『社長を譲る時期を宣言し、自らを追い込み、必ずその時期に譲るべし』
　
　クライアントの社長に「いつ譲るのですか？」と聞くと、
　｢65歳ぐらいかな」などと
　漠然とした答えが返ってくることが多いものです。
　
　逆に、いつ譲るかを明確に決め、
　社内外に宣言している社長は少ないのではないでしょうか。
　
　人間は弱い生き物です。
　今日やらなくていいことは、ついつい後回しになる。
　事業承継の準備も同じなのです。
　
　「明日、考えればいいか」
　「来月までに答えを出せばいいか」
　そう思っているうちに、
　ずるずると月日が経ってしまいます。

　意欲のある社長であれば、
　「まだまだ自分でできる」
　と思ってしまうかもしれません。
　
　社内外に「何歳で社長を譲る」と宣言しておけば、
　もう後には引けません。
　ぜひ、自分を追い込む意味でも、
　社内外に社長交代の時期を宣言してください。
　
　社内であれ社外であれ、
　譲る時期が浸透していれば、
　バトンタッチのときに不安感をあおらなくてすむため、
　事業承継がスムーズに進むでしょう。
　
　事業というものは、
　成功して道半ば、
　次に引き継いだときがその社長の事業完成なのです。

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　著者　藤間　秋男（とうま　あきお）氏
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　公認会計士、税理士、中小企業診断士、行政書士。
　ＴＯＭＡコンサルタンツグループ代表取締役。
　慶應義塾大学を卒業後、大手監査法人勤務を経て、
　1982年、藤間公認会計士税理士中小企業診断士事務所を開設。
　2012年より分社化し、ＴＯＭＡ税理士法人、ＴＯＭＡ社会保険労務士法人、
　ＴＯＭＡ監査法人、ＴＯＭＡ行政書士法人、ＴＯＭＡ弁護士法人、
　藤間司法書士法人などを母体とするコンサルティングファームを構築。
　
　100年企業創りと事業承継をライフワークとし、関連セミナーを1700回以上開催。
　老舗企業を集めたイベント「100年企業サミット」を主宰するほか、
　雑誌やテレビ等で老舗企業取材も多数経験。
　
　「中小企業のための成功する事業承継」（ＰＨＰ研究所）
　「どんな危機にも打ち勝つ100年企業の法則」（ＰＨＰ研究所）
　「1/4は捨てなさい!」（ ダイヤモンド社）他、著書多数。

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