• 「相続における名義預金・名義株について」ヒューマンネットワーク・メールマガジン・第33号(通号102号)

「相続における名義預金・名義株について」ヒューマンネットワーク・メールマガジン・第33号(通号102号)

2014年07月24日

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  ■■■■■「ヒューマンネットワーク・メールマガジン」■■■■■

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2014/07/24(通巻102号)━━━━

 -知らないと損する今号のポイント-

 1)名義預金・名義株について

 2)お知らせ

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 担当者 様

 いつもお世話になります。

 ヒューマンネットワークより、メールマガジンをお届けします。

 台風が上陸したり、日本列島、毎週長雨が続いていましたが、

 ようやく南から梅雨が明け、夏の暑い太陽が燦々と輝くようになりました…。

 今回も相続に関係したお話です。

 相続における名義預金・名義株について

 税理士の小林先生に解説をいただきます。

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 1)名義預金・名義株について

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 こんにちは。

 税理士の小林です。

 今回は、相続における名義預金・名義株について書きます。

 実は、相続税の税務調査において、指摘を受ける可能性が高いのが、

 名義預金・名義株なのです。

 特に富裕層には相続税の税務調査が多々見受けられますが、ここで名義預金・

 名義株の認定をされないように事前に準備をすることが重要です。

 では、名義預金・名義株とはどのようなものでしょうか?

 名義預金・名義株とは、財産の出所は本人ですが、他の者(奥さん、子供、

 孫など)の名義にしておくことをいいます。

 税務調査の調査官は、たとえば、専業主婦の奥さんの預金口座に5,000万円の

 残高が確認できるような場合には、夫の預金の一部を、奥さんの名義に変更

 しているだけではないかと推測するものです。

 つまり、預金が夫の名義であれば、相続税の対象となりますが、奥さんの名義

 になっていれば、相続税の対象外です。

 公平な課税を実現させるために、これらを名義預金(株の場合には、名義株)

 として、相続税の課税対象とするのです。

 名義が変わっていれば、相続税の申告の際に、問題ないと思っている方は多い

 ですが、その部分に大きな認識の誤りがあり、かなりの確率で、残された

 相続人が苦労をすることになります。

 実際の相続税の税務調査の際には、調査官は、相続人の預金口座・証券口座を

 チェックした上で、名義預金の有無にあたりをつけて調査を行います。

 配偶者、子供、子供の配偶者、孫、孫の配偶者などが典型で、それぞれの方に、

 過去の勤務経験や、相続で財産を取得したかなどを入念に聞き取り調査します。

 では、名義預金・名義株と認定されないためにはどうすればいいでしょうか?

 名義預金・名義株と認定されないためには、名義を変更した際に、贈与税の申告

 (年間110万円までは非課税)を行うことが重要です。

 ただし、非課税枠内の贈与は、贈与税の申告が不要なために証拠が残りにくい

 という難点があるため、110万円を少し超えた金額で、贈与税の申告を行い、

 その申告通りに預金・株式の移転を行うのが良いでしょう。

 贈与税の申告書も、きっちりと保管しておくことが肝要で、本当に贈与をした

 ということが重要です。

 「本当に子供に渡したら、子供が勝手に使ってしまうので心配」とうっかり

 いっている場合には、100%名義預金ですので、ご注意ください…。

 保険契約の場合にも、他の方(奥さん、子供、孫)名義の保険の保険料を

 亡くなった方が負担している場合には、やはり、相続税の対象となります。

 相続財産に含まれないと思っているようなものでも、法律上は、相続財産に

 含まれることになるため注意が必要です。

                           小林 進

※税法上の取扱いについては、メルマガ投稿時の税制によるものです。
 将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。

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 2)お知らせ

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 弊社のメールマガジンをお読みくださいまして、誠に有難うございます。

 6月より、「オーナー経営者のための税務最新情報」をスタートして、

 当「ヒューマンネットワーク・メールマガジン」と隔週で配信してきました。

 アンケート等で皆様のご意見を頂戴してまいりましたが、結果を踏まえて、

 8月後半より税務の情報を中心とした「オーナー経営者のための税務最新情報」

 に一本化して毎週(木曜日)に配信いたします。

 税務以外の有効な情報やセミナーの情報につきましては、適宜、トピックス

 という形で掲載させていただきます。

 以上、今後とも宜しくお願い申し上げます。

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 ■■編集後記■■

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 冒頭にも書きましたが、関東・甲信地方まで梅雨明けが発表されました。

 本日、祇園祭は復活した後祭の山鉾巡行で、本格的な夏到来を感じさせます。

 さて、夏といえば、待ち遠しいのが夏休み…。

 大手旅行代理店のJTBが、今月初めに発表した夏休みの動向調査によると、

 国内旅行は 7,639 万人(前年比15万人増)で、過去最高とのことです。

 ちなみに、国外は横ばい…。

 関西空港を起点としたLCCが好調で、新アトラクションがニュースとなった

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン等、大阪界隈に人気が集まっているようです。

 海外では、台湾やシンガポール、インドネシア等、東南アジアが好調とのこと。

 傾向としては、「帰省」が減少している一方で、「家族や友人との親睦」は

 増加して、実際に観光地へと足を運ぶ人が増えていると報告されていました。

 『故郷は遠きにありて…』で、実家の人たちは寂しいかもしれません…。

 (最後までお読みくださいまして、有難うございました。)

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