『100年企業と新興企業の違い』ヒューマンネットワーク・メールマガジン(通号398号)

2020年08月12日

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  ヒューマンネットワーク・メールマガジン 398号

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 ■ 経営に役立つ書籍より 
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 □■ 創業家のリスクマネジメント15 ■□
 
 ※弊社代表と福崎弁護士の共著
 『創業家のリスクマネジメント』
 (幻冬舎刊)より抜粋して掲載します。
 
 
 ■ 100年企業と新興企業の違い ■
 
 ひとくちにオーナー企業といっても、
 4代、5代と承継されて、
 100年以上も連綿と続いてきた老舗企業と、
 現社長あるいは、
 先代社長が起業して
 育て上げた新興企業とでは
 異なる部分が多々あります。

 私が最も大きな
 違いだと感じるのは、
 多くの老舗企業の社長が、
 先代から「オーナー企業を残す」
 ことに関する教えを
 おおいに受けたうえで、
 自らの使命は次の代に
 会社と創業家をしっかり残す
 ことだと肝に銘じている点です。

 私がお付き合いのある
 老舗企業の社長は
 「自分は駅伝のランナーみたいなものだ」
 おっしゃっていました。

 先代から「オーナー企業」
 というバトンを受け取り、
 滞りなく自分の「区分」を
 走り切って次代にバトンを
 渡すことが使命である、
 という意味でしょう。

 それは、いわゆるベンチャースピリット
 にあふれて事業を創業した社長とは、
 ある意味で対極にあるのかもしれません。

 もちろん老舗企業でも、
 ビジネスチャンスがあれば、
 それにトライして事業拡大を
 図ることはあるでしょうが、
 それを第一の目的には
 していません。

 最大の目的は
 あくまで「継続」です。

 したがって、継続するための
 準備を家長としても
 社長としても
 十分に教育され、
 その通りに実行しています。

 代々受け継がれてきた
 教えを守り、
 承継を最初から見据えて
 行動してきたからこそ、
 続いてきたのだともいえます。

 そこに、老舗企業の
 最大の強みがあります。

 一方、自分で事業を起こし、
 成功させた創業社長は、
 一般的にベンチャースピリットにあふれ、
 経営者としての
 事業想像力や運営能力、
 あるいは人心を掌握する
 カリスマ性は非常に
 高いものを持っています。

 しかし、事業家として
 高い経営能力を持つことと、
 創業家の家長として
 円満な承継を行うこととは、
 直接関係ありません。

 むしろ、創業社長が高い
 経営能力を持っていたが故に、
 それだけの能力を持たない
 後継者への事業承継が
 うまくいかないことも
 よく見られます。

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