ありがとうが生む静かな力

※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。


経営を続けていくと、日々の意思決定に追われ、
プレッシャーを感じる瞬間が少なくありません。
数字の変動、社員の育成、取引先との交渉、思いがけないトラブル…。

傍からは順調そうに見えているときでも、
予想外の課題が重なる時期は必ず訪れます。
皆様も、同じような経験をされたことはありませんか。
そのような状況の中で、経営者が気づきにくく、
つい忘れてしまうのが「感謝の視点」です。

課題が重なると、「不足しているもの」や
「できていないところ」ばかりに意識が向きがちです。
しかし、少し立ち止まって振り返ると、
実はすでに多くの支えを受けていることに気づく場面は多いものです。

長く会社を支えてくれる社員、
継続して取引してくださるお客様、
陰で力になってくれる家族、
困ったときに手を差し伸べてくれるパートナー企業。
どれも決して当然の存在ではありません。

「感謝」を意識すると、会社を支えてくれる人たちの顔が自然と浮かび、
焦りや不安が和らいでいきます。
すると、会社と家族の未来を見据え、
冷静な判断がしやすくなるように思います。

そして、「感謝」の姿勢は人との関係に寛容さを生み、
組織の雰囲気を穏やかに整えてくれます。
採用や育成の判断にも一貫性が出て、
迷いや誤った判断を減らす助けにもなっていきます。
こうした積み重ねが、組織の安定や業績に
少しずつ良い影響を与えるように思えます。

精神論のように聞こえるかもしれませんが、
経営の現場では「感謝」を意識することで、
人との協力が生まれやすくなり、
いざというときに支え合える関係が少しずつ育つことを感じます。
目には見えませんが、こうした“支え”があってこそ
日々の経営が成り立っているのだと実感します。

だからこそ、「感謝」を日常の中で意識することは、
経営者にとって大切な習慣なのかもしれません。
今日、誰か一人に「ありがとう」と伝えてみる。
社員の小さな成長に気づいて声をかけてみる。
家族に短い言葉を返してみる。

こうしたほんの小さな行動が、
忙しい日々の中でも心を落ち着け、
軸を保つ助けになってくれるのではないでしょうか。

経営には順風も逆風もあります。
それでも「感謝」を忘れずにいれば、
日々の判断にも、経営者自身の心の中に、
静かな前向きさが自然に広がっていく気がします。
皆様はどのようにお感じになりますか。

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