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2016年05月18日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは。経営者保険プランナーの小林です。
家でテレビを見ていると保険のCMをよく目にします。
どこも同じような謳い文句に聞こえ、
どこもそんなに内容に差は無いのでは?と思ったことはありませんか。
そこで今回は最近よく耳にする"三大疾病"についてご紹介します。
"三大疾病"とは、具体的にどのような疾病を指すのかご存知でしょうか。
三大疾病は大きく「悪性新生物」「心疾患」「脳血管疾患」の3つに分類されます。
厚生労働省の調べによると平成26年の患者数は
心疾患患者が173万人、悪性新生物患者が162万人、
脳疾患患者が118万人になります。
これらの重大な病気にかかれば治療が長引くこともあり
経済的にも負担が大きくなります。
そのため、三大疾病に備える特約などが各保険会社から出ています。
三大疾病保障の内容は保険会社により異なりますが、
診断一時金の支払いや、入院給付金支払限度日数の延長などを保障するものです。
三大疾病が原因で入院されている方の割合は推計入院患者数の26%。
つまり4人に1人ということになります。
医療技術の進歩によって入院日数が短縮傾向にあるとはいえ、
脳血管疾患の場合には平均入院日数が約90日と長引くこともあり、
その備えとして医療保険に特約として付加される方も多くいらっしゃいます。
しかし、三大疾病が具体的にどのような病気を指しているのかというのは
実は保険会社によって異なります。
特に「心疾患」と「脳血管疾患」については、
保険会社によって保障範囲に大きな差があります。
三大疾病保障を掲げる商品の中には、
心疾患の中でも「急性心筋梗塞」のみ、脳血管疾患は「脳卒中」のみを
保障対象としているところがあります。
メットライフ生命が公表しているデータによると
2011年1月~2015年12月の約5年間で、
心疾患を理由に支払った給付金のうち「急性心筋梗塞」と診断されたのは
わずか11%手術給付金でも16%にすぎません。
残りの多くはそれ以外の心疾患が支払事由となっています。
また脳血管疾患の場合は、
「脳卒中」を理由に支払われる入院給付金は77%と多いのですが、
手術給付では45%と半数に満たないということが分かりました。
以上の事から支払事由となる疾病を限定しているプランに場合には、
給付金を受け取れる確率は意外にも低いということになります。
現在加入している商品がどの範囲を保障範囲としているのか
調べておく必要があります。
ヒューマンネットワークでは、
保障内容を比較しながら保険プランを選択するお手伝いをしています。
特約が細かい医療保険などでは特に保険会社によって
保障内容のバラツキがございますので、是非一度ご相談下さい。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。