最新の投稿
アーカイブ
2016年01月19日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは、人事総務部の吉田です。
新年を迎え、弊社では2017年の新卒採用に向け準備を進めています。
昨年11月に経団連が面接などの選考開始時期を
現在の8月から6月に前倒しすることが発表されました。
選考開始時期については、昨年4月から8月に変更されたばかりで、
2年連続の見直しとなります。
前倒しとなった背景には、
8月に繰り下げたことで、春頃から水面下で活動する企業が増え、
学生の就職活動が長期化して負担が増えたことや、
大手の選考が後ろ倒しになったことにより、
内定をもらう順番が逆転し、大手の内定をもらった後に、
中小企業の内定を辞退する学生が続出したことがあるようです。
弊社でも、内定までは順調に進んでいましたが、
過去最多の内定辞退となりました。
採用関係者によると、2017年卒では、次の2つが懸念されるそうです。
1つ目は、学生の業界・企業研究不足。
今年の就職情報サイトによる情報開示は3月1日、
選考開始は6月1日です。その間わずか3ヶ月。
そのため、業界研究や企業研究を充分にできず、
とりあえず受けてみるといった学生が増えることが予想されるそうです。
2つ目は、エントリー数および会社説明会参加人数の減少。
2016年でもエントリー数や会社説明会への参加人数は
以前よりも減少していましたが、今年も同様に減少する傾向があるようです。
では、どのような対策を行うべきなのでしょうか。
採用関係者によると、「業界・企業研究不足」については、
これまでのような選考基準で判断してしまうと
優秀な学生を逃してしまう可能性があるそうです。
そこで、一次面接など早期に行う面接では
志望動機や入社意欲よりも学生個人の人柄・人間性や能力を評価するなど、
評価軸の検討を行うといいそうです。
次に、「エントリー数および会社説明会参加人数の減少」ですが、
こちらは、6月には大手採用も本格的に開始されるため、
6月以降は不採用になった学生が中小企業に目を向けて探し出すなど、
活発化する可能性があるそうです。
そのため、企業としては、エントリー受付期間や説明会の期間を
長くするなどの対策をしておく必要があるそうです。
弊社では、今年も4月から会社説明会を開催します。
今回の前倒しにより、内定辞退はもちろんですが、
選考中に辞退する学生が続出するのではないかと今から心配でなりません。
そのため、学生だけでなく他の企業の動向を把握し、
「ここで働きたい」と言ってくれる学生を
一人でも多く採用できるように頑張りたいと思います。
今後とも引き続きよろしくお願い致します。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。