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2016年03月04日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
経営者保険プランナーの有田です。
先日、「みさきまぐろきっぷ」を使って、
河津さくら観賞をし、まぐろの寿司を食べ、日帰り温泉に入り、ほっこりしてきました。
まぐろは美味しかったですし、景色の良い海辺近くの温泉に入って疲れが取れました。
「みさきまぐろきっぷ」は、フリーバスも使えるのでいろいろな所にも行けます。
桜が咲いてない季節でも楽しめると思いますので、
一度、行かれてみてはいかがでしょうか。
後継者がはっきり決められない、あるいは親族に後継者がいない、
まかせられないという経営者の方の割合は、実に50%を超えています。
現役で株主である経営者が亡くなってしまいますと、
株は親族に移り、経営は幹部社員に任せるより他ありません。
ここで、株主=経営=社長が株主=社長の親族、経営=幹部社員となり、
資本と経営の分離が発生します。
ところが、親族にとっては配当をもらわなければ株は何の価値もありません。
それどころか、今度は奥様も亡くなれば、また相続税の心配が発生します。
簡単に売却できて、現金化できれば良いですが、中小企業の株は、
上場会社の株のように簡単に現金に換えられません。
売却するために相続発生後にM&Aを行おうとしても、
経営は幹部社員が行っており、株を譲渡するにあたって役員の承認が必要ですし、
幹部社員が買う、会社が買う、といっても高額で売るのも難しいでしょう。
つまり、相続発生後に親族の方がうまく株を売却する話を進める事は困難なのです。
もし、M&Aを検討するなら経営権を掌握している時が、
経営者一族にとってベストです。
実際、M&Aを行うにしても幹部社員への説明を経営者から話すのと、
社長の親族から話すとでは天と地の差があります。
経営者が選んだM&A先と
仮に社長の親族がM&A業者に頼んで連れてきたM&A先では
幹部社員の納得感が違います。
後者では納得できず、幹部社員が連れてきたM&A先に
安く株を買われてしまう可能性があります。
経営者がいる時に行なうからこそ、
金額も高くても安くても納得した金額で売却できるわけです。
会社を高額で売却して、
自分が在職中にできなかった夢をかなえて生活している社長は増えています。
ただ、大切なことは社員の動揺がないように、
M&A先に今まで通り、社員への待遇は同じようにしてもらうことや、
経営方針、社風の似ている会社を探すことなど配慮が必要です。
そして、M&Aを発表しても、
会社を売却して裏切ったと思われないような仕事を在職中にしていて、
その社長が探してきた会社であれば、
社員の方も賛成してくれるのではないでしょうか。
困難はあるでしょうが、M&Aで社員も家族も幸せなれる道はあると思います。
ヒューマンネットワークグループでは、4月15日(金)に
M&A業者 株式会社ストライクのシニアアドバイザー佐藤弘樹氏による
"事例から学ぶM&A実践講座・成功事例と失敗事例"講習会を、開催することになりました。
少人数形式で行います。質問も講演中でも受け付けます。
アットホームな形で行いますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
お申込みはこちらから→ 〈受付を終了いたしました〉
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。