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2016年03月15日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
経営者保険プランナーの松本です。
マイナス金利とは、オカネを預けると利子がとられ、
オカネを借りると利息がもらえる状態のこと。
このニュースにびっくりして、マイナス金利の時代がどの様になるのか探ってみました。
欧州の中央銀行では既にマイナス金利が導入されており、
2009年にスウェーデンが、その後、デンマークと欧州中央銀行、スイスも導入しました。
スイスでは▲0.75%、スウェーデンでは▲1.1%、デンマークでは▲0.65%など、
大幅なマイナス金利が適用されています。
既にマイナス金利が導入されている欧州では、
ポルトガルやイタリアなどで「マイナス金利の住宅ローン」が登場したり、
スイスでは個人預金にマイナス金利を適用する中堅銀行も現れているそうです。
日銀の当座預金にマイナス金利が導入されることで、
どの様な影響があるのでしょうか?
個人への影響としては、
既に普通預金や定期預金の金利や、住宅ローン金利が下がっています。
法人に対しては、
マイナス金利では銀行は日銀に資金を預けるメリットが薄れるので、
貸し出しに積極的になることも期待できます。
また、大口預金口座の一定残高以上に対して、
若干のマイナス金利が適用されることや、
口座管理手数料を預金者から徴収する銀行が増えることが予測されています。
普通預金をマイナス金利にする事はないと云われていますが、
銀行預金の安全神話が崩れつつあります。
もし、このままマイナス金利が定着するのなら、
これまでの発想を変える必要があります。
手数料がかかるくらいなら銀行預金よりもタンス預金の方がマシという考え方もありますが、
これでは何も生み出しません。盗難が心配で家を留守にする事もできません。
景気はますます冷え込みます。
トクするオカネの使い方や、現物資産など、金利以外のメリット(付加価値)を追求する。
また、今ある資産や利益についても、
ご自身のライフプランや自社の経営計画に適した預け先(金融サービス)を、
今一度見直すタイミングにしてみてはいかがでしょうか。
これまで以上に有益な情報を集めたり、知恵を絞って、
価値のあるオカネの使い方を模索する必要がありそうです。
弊社では個人と法人の資産運用や金融サービス情報など、
経営者様向けに、多彩な選択肢を提供させていただいております。
自社にあった対策を考えるにあたりお役立ていただける機会があれば幸いです。
お気軽にご相談くださいませ。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。