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2018年08月28日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは。大阪支店アシスタントの岩根です。
本日は、万一の場合でも事業を安定化させる方法の一つとして
借入金対策を目的とした"収入保障保険"の活用方法についてお伝え致します。
経営者や役員が死亡してしまった場合にも、
ずっと事業がうまくいくというケースは、実は多くありません。
事業継続の為に借入金の返済が滞りなく行えるよう、
それぞれの性質に応じた保障の準備をしておくことが必要です。
収入保障保険とは、契約者が亡くなった時の死亡保険金が
月々定額で支払われる死亡保障の付いた定期保険の一種です。
収入保障保険の特徴を4点に分けてご説明致します。
① 保障総額が減っていく
収入保障保険は、死亡する時期が契約期間の後の方に
なっていけばいくほど受け取れる保険金の総額も減っていきます。
このため、保険金が一定の定期保険は「四角の保険」と言われているのに対し、
収入保障保険は「三角の保険」とも言われています。
② 年金で受け取れる
法人が死亡保険金を受け取る場合、死亡保険金は益金に計上される為、
法人税の課税対象となります。
一括受取りも可能ですが、高額な死亡保険金を一度に受け取ってしまうと、
その分法人税の負担が増え会社の資金繰りに影響を与えかねません。
③ 保険料が割安
収入保障保険の保険金総額は保険期間の経過とともに減少していく為、
加入時点での保険金が同じでも、保険金が一定の定期保険に比べ割安です。
④ 最低保証期間がある
保険期間が残り少なくなった時点で死亡したり高度障害になったりしてしまうと、
保険金の支払い月数が少ない為、ほとんど保障が得られないということが起こってしまいます。
最低保障期間とは、そのようなことが起こらない為に
「保険期間満了の直前に亡くなっても最低何年間は保障します」というものです。
次に、収入保障保険の加入例をご紹介します。
万一の場合に備え、新規借入のタイミングと同時期に
収入保障保険に加入される方が多いです。
■借入額:5,000万円 保障/払込期間:15年 保証期間:2年の場合
毎年借入金は減少していく為、ご加入中、保険金額が一定の定期保険に加入してしまうと
収入保障保険に比べて保険料も無駄になってしまう為、収入保障保険がおすすめです。
借入の返済金は経費にはなりません。
保険金が法人に支払われると益金計上しなければならず、
その課税分を加味して保険金額を決めることをお勧めします。
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