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2019年09月17日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは。相続診断士の加藤です。
先日ある経営者様から、役員退職金準備について相談を頂きました。
今回は、会社で準備すべき2つの役員退職金準備についてお伝えしたいと思います。
役員退職金と聞くと多くの方が勇退時に受け取る退職金(以下勇退退職金)を
思い浮かべる方が多いと思います。
予定していた通りに退職する事ができれば勇退退職金として受け取る事ができます。
多くの経営者は、この「勇退退職金の準備」はされていますが、
今回お伝えしたい、2つ目の退職金準備(死亡退職金)は、
ほとんど準備されていないのではないでしょうか。
勇退退職金は、タイミングが決まっていれば、それまでに後継者の育成や、
株の承継、銀行借り入れの返済など「十分な準備」をした上で
後継者へバトンタッチする事ができます。
しかし、予測していなかった死亡退職金支給の場合、
前述のような準備ができないままバトンタッチをする事となります。
急な代表交代を余儀なくされた後継者は
「社員は自分についてきてくれるだろうか」
「会社の業績を維持する事は出来るだろうか」
「銀行借り入れを予定通り返済していけるだろうか」
など様々な不安の中経営者の務めを果たさなくてはなりません。
出来ればそのような思いはさせたくないと思います。
そこで大切なのは、単に死亡退職金としての準備だけでなく、
急な代表交代でどのような問題が発生するのかを想定し、
予め準備をしておくという事です。
日々経営者様とご面談をさせていただく中で、
生存退職金については多くの方が準備をされております。
一方で「死亡退職金の準備」、「万一のリスクに対する準備」
をされている経営者様はほとんどいないように感じます。
ヒューマンネットワークグループでは、勇退退職金だけでなく、
万一を見据えた総合的な退職金準備のアドバイスを行っております。
ご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせください。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。