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2019年09月24日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは、アシスタントの髙野です。
東京オリンピックまで残すところ一年をきりました。
待ち遠しいイベントですが、その一方で設備投資等に莫大な費用が掛かるため、
閉幕後に大幅な景気の落ち込みが起こる可能性が指摘されています。
今回は、そうした景気の変化に対応が可能な
積立利率変動型終身保険についてご紹介したいと思います。
積立利率変動型終身保険とは、経済状況に応じて定期的に積立利率が見直され、
保険金と解約返戻金が変動する保険です。
一般的な終身保険では加入時に積立利率が定められますが、
これでは加入後にインフレ(貨幣価値の低下)が起きると
保険金や解約返戻金の価値が低くなってしまいます。
対して、積立利率変動型終身保険では市場の変化に合わせて積立利率も変動するため、
インフレが起きればその分だけ保険金や解約返戻金も増えることになります。
終身保険等の契約が長期に渡るものは、将来の保険金受取時の経済状況を予測することは難しく、
貨幣価値が契約時と比べどうなるのかは判断が出来ません。
例として、下記内容で終身保険に加入したとします。
50歳男性/保障金額5,000万円/70歳払込満了/年払保険料200万円
払込保険料総額は200万円×20年=4,000万円となり、
4,000万円の保険料で5,000万円の保障が得られることになります。
しかし、保険金受取時にインフレとなっており貨幣価値が1/2になった場合、
保障金額5,000万円が2,500万円の価値となり、
当初、契約者が想定していた価値を大きく下回ることとなってしまいます。
しかし、積立利率変動型終身保険であればインフレに連動して保障金額や解約返戻金が
増加していくので、こうしたインフレリスクに備えることが可能です。
また、積立利率には最低保証が設定されているため、景気が悪くなってしまった場合でも
基本保険金額の支払は保証され、解約返戻金も
保険会社により決められた積立利率で計算された金額が保証されています。
デメリットとしては無配当型の終身保険に比べてやや保険料が高いという傾向があります。
現在、積立利率変動型終身保険のほとんどは外貨建てとなっています。
またマイナス金利の影響で、外貨建て商品を検討されるお客様が増えております。
現時点の為替や利率で推移したと仮定した場合では外貨建て商品は円建てと比べて利率が高いため、
より多くの保障と解約返戻金を受け取ることが可能です。
為替リスクがあるため懸念される方は多いかと思いますが、
資産を円だけではなく外貨でも保有することで、円安などのリスクに備えることが可能です。
是非、選択肢の一つとして検討されてみてはいかがでしょうか。
積立利率変動型終身保険は、予測が難しい将来の経済状況の変化に備えることができ、
外貨建てのものではより多くの保険金と解約返戻金を受け取ることのできる保険です。
詳しく知りたいという方は是非お気軽にお問い合わせください。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。