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2020年03月26日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは。経営者保険プランナーの福嶋です。
現在、世界規模で感染が拡大しているコロナウイルスの影響もあり、
外出時などは厳重注意したい状況であります。
コロナウイルスは人体への影響もさることながら、
経済にも大きな影響が見込まれる予想です。
今回のブログでは、アメリカが2020年3月16日に事実上のゼロ金利政策を実施した事による、
ドル建て生命保険への影響についてご紹介いたします。
アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)は、
日本時間の16日朝、臨時の会合を開き、政策金利を1%引き下げ、
事実上のゼロ金利政策を行う事を決定しました。
その時、発表された声明では、
「新型コロナウイルスの感染拡大の影響が、経済活動に重くのしかかり、
今後のリスクになる」としています。
今回FRBが事実上のゼロ金利政策を導入する狙いは、
各企業が金融機関から借り入れしやすい状況を作り出す事で、
景気悪化を食い止める効果を期待しています。
新型コロナウイルスの感染拡大は金融市場の動揺が収まらないうえ、
各国が行い始めている入国制限などにより人やモノの移動が制限されることで、
実体経済にも影響が既に広がり始めています。
緊急対応をするべく、FRBは金融市場が開く前に、異例の危機対応に乗り出しました。
アメリカのみならず、今後の各国の動きに注目していきたい所です。
前述でご紹介をしたように、アメリカが事実上のゼロ金利政策を行った事で、
米ドル建ての生命保険にも影響が考えられます。
考えられる影響は「予定利率」の引き下げです。
予定利率とは、簡単に申し上げますと、
契約者に対して保険会社が約束する「運用利回り」のことです。
一般的に米ドル建ての生命保険は日本の生命保険に比べ、
運用利回りが良いため、
・保険金に対する保険料コストが比較的安い
・利回りの良い米国債券などで運用をしているため、積立率が高くなる傾向にある
上記が特徴として挙げられます。
しかし、今回のアメリカが実施した事実上のゼロ金利政策により、
今までの利率では取引ができないため、
前述で記載をしたような特徴は、パフォーマンスの減少が考えられます。
そのため目的はそれぞれですが、これから予定利率が下がる事を想定し、
駆け込みで米ドル建てのプランにご加入される方も増えてきております。
もちろん、円高基調も要因の1つだと思います。
また、予定利率の見直し時期は保険会社によりますが、
半月毎に行う傾向にあるため、その辺りも注意しておきたい点です。
米ドル建ての生命保険はドルをベースとしたプランのため、
為替リスクも考慮しなければなりません。
為替リスクを完全にゼロにすることはできませんが、軽減する方法はございます。
米ドル建て生命保険にご関心がある方や、
現在の予定利率などが気になる方は、右上のボタンよりお気軽にお問い合わせください。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。