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2020年06月18日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは 経営者保険プランナーの小林です。
6月に入り、早くも1年の折り返し地点となりました。
今年の春はコロナウイルスの影響で自粛期間が長かったせいか、
半年という時間の経過が早く感じられます。
せめて、短い夏のシーズンは楽しみたいと思い、窓辺に風鈴を飾りました。
テレワークの日は、風鈴の音色を聞きながら仕事をしております。
さて、本日は世界初、神戸大学大学院で研究開発が進む、
新たながんの早期発見方法についてご紹介します。
最近、神戸大学大学院では、
がん細胞が放出する物質を体液から検出する技術の研究により、
涙を使って乳がんを発見する「TearExo法」を開発し、
大きな話題となっています。
具体的には、試験紙に涙を含ませ、その表面タンパク質の主成分を分析したところ、
乳がん患者と健常者では明らかに主成分が異なったため、
涙で乳がんの検出が可能であることを示しました。
さらに、乳がんの全摘出⼿術後は健常者と同様の主成分に変化したことから、
がんの検出のみならず、患者の治療開始後の薬物療法の効果や
再発チェックにも応用できるということで期待されています。
このように、涙を用いたがん診断の可能性が、世界で初めて示されました。
現在、乳がん検診の多くは、
エコー検査やマンモグラフィー検査が主流になっています。
これらの検査は検査医の読影により判断されるため、
どうしても初期のがんでは発見しづらかったり、
がんの部位によっては解析が難しいこともあるようです。
また、マンモグラフィー検査を受診されたことがある女性はご存知だと思いますが、
冷や汗ものの痛みを伴うため、
受診に積極的になれないというのも本音ではないでしょうか。
実際、乳がん検診の40~69歳の受診率は44.9%というデータもあり、
アメリカの受診率と比較すると約半分と言われています。
乳がんは唯一、触診により自分でも発見できるがんですので、
早期発見ができれば根治の可能性も高くなります。
今回ご案内した涙を使って乳がんを発見する「TearExo法」は、
2021年度中の実用化を目指し、研究開発が進められています。
測定時間もわずか10~20分と短く、
受診者の負担がほとんどないため、
実用化されれば、受診率の向上や、
がんの早期発見に大きく貢献することが期待されています。
今年1月に実用化された尿一滴から全身がんの早期発見が可能という
「N-NOSE検査」につづき、
日本の予防医療技術が躍進しています。
このような背景から、生命保険会社では、
がん診断金を支給するタイプのがん保険を販売停止
とするところが出てくることが想定されます。
がん保険を検討したい、
過去に加入したがん保険を見直したいという方は、
是非お気軽に弊社までご相談ください。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。