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2020年08月20日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは経営者保険プランナーの尾崎です。
本ブログは2020年8月に執筆しておりますが、
現在も新型コロナウイルス収束への雲行きは厳しく、
予防対策と経済活動の両輪が求められる日々が続いております。
そんな中、金融機関においては新型コロナウイルスの影響から、
定期金利を一斉利下げ致しました。
以前よりも増して定期預金のメリットは少なくなっていると思いますが、
その効果を検証してみました。
先の日本経済新聞記事によると、
全国87の銀行が定期預金の金利を従来の5分の1に当たる、
0.002%へ一斉に引き下げたことが分かりました。
普通預金の金利(0.001%)とほぼ同水準です。
新型コロナウイルス感染拡大後、
個人や法人が防衛的に預金しておく動きが加速し、
銀行としては経営上の重荷だった定期預金が急増する懸念が浮上したため、
このような対応をしたと思われます。
銀行は一般的に預かった預金を日本国債や株式、
その他金融商品にて運用しますが、
日本国債においては、平成初頭は5%台だった金利も下がり続け、
現在では0.2%(個人向け国債、15年物)と低利を続けております。
銀行としても運用難が続いておりますが、
現在の0.002%という金利で定期預金に預けた場合、
どれくらい資産は増えるのでしょうか。
仮に、1,000万円という現金を15年間、複利で定期預金に入れた場合、
15年後1,000万3,000円という数字になります。
1,000万円を15年寝かせても3,000円。
以前から言われている事ではありますが、
定期預金に預けても資産はほぼ増えない事が改めて分かります。
対して生命保険はどうでしょうか。
生命保険商品には円建ての他にドル建てや豪ドル建てなど様々ございますが、
ドル建ての場合、現在のところ金利0.7%という商品もございます。(2020.8現在)
同じように1,000万円を15年間預けた場合、1,099万円となります。
しかしながら、生命保険という金融商品の最も重要な点は保障内容にあります。
上記の商品はいわゆる「一時払い終身保険」と呼ばれ、
生命保険加入中に万が一の事があった場合、
死亡保険金としてご家族へ支払われる事となります。
さらに、生命保険ではご家族の人数×500万円が相続税から控除される事となります。
銀行へ預けた資産については相続税課税の対象となりますが、
生命保険では上記のような非課税枠がある。
こちらも生命保険を活用する上で重要なポイントとなります。
生命保険を検討されるにあたっては、
運用金利の他にも万が一の際の保障内容やドル建ての生命保険に加入された場合、
為替リスクにも注視しなければなりません。
弊社では複数の保険会社から、
経営者様それぞれに合った保険プランをご提案させて頂いております。
現在は、オンラインによるご面談も承っておりますので、
詳しい内容についてはお気軽に、
弊社経営者保険プランナーにお問い合わせ頂ければ幸いです。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。