最新の投稿
アーカイブ
2023年08月08日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは。マーケティング部の西田です。
何かと家族や親せきの顔を合わす機会の多いお盆ですが、
実は相続を考える上では絶好のタイミングです。
相続というテーマは積極的に触れやすい話題ではありませんが、
ご自身の考えを少しずつ伝えていくことも、大切な相続対策の一つです。
特に一般の方に比べて幅広く財産をお持ちの経営者であればなおさらです。
そこで今回は、お盆の時期に相続を考える理由についてお伝えします。
お盆の時期には、遠くに住んでいる家族や親戚一同が会する機会が増えることで、
家族の絆を深める貴重なタイミングです。
また、顔を合わせたり将来について直接耳を傾けることによって、
家族の気持ちを尊重したうえで相続対策を検討することができます。
事前に整理しておきたい主なポイントをまとめてみましたので、
具体的な相続対策を検討する前に確認してみることをおすすめします。
1)財産の整理(借入や相続税の有無を確認)
どこにどのような財産がどれだけあるのか把握していなければ、
税金がいくらかかるのか、
誰にどの財産をどのように分割させるのかを考えることができません。
また最近では、デジタル資産と呼ばれる財産が存在することで、
金額やその在りかを本人しか把握していないケースも増えてきています。
いざというときに、信頼できる方へアカウント情報を残しておく必要もあります。
2)法定相続人の数と関係性をはっきりしておく
相続人は戸籍謄本を確認するなどして、
法定相続人が何人いるかを把握しておくことも必要です。
特に前妻や前夫との間にお子様がいらっしゃる場合には注意が必要です。
3)不動産や自社株など現金化・分割が難しい財産の分け方
不動産や自社株のような安易に分割や現金化が難しい財産を
どのようにしておくかを事前にご家族と話しておくことも必要です。
後々もめないように、誰に財産を渡すのか、
生前に売却などを検討したほうが良いのか、
意向を明確にしておいたほうが、もめる火種を小さくすることができます。
お盆の時期に相続について考えることは、ご家族の将来を守る智慧の時です。
財産の分け方ひとつで相続税の負担やリスクが軽減したり、
反対に骨肉の争いを招く事態を引き起こす可能性もあります。
家族構成や相続財産の内訳は千差万別ですが、
こうした問題をあらかじめ明らかにするためにも、
弊社では財産分割シミュレーションをホームページ上で無料公開しております。
こちらのシミュレーションを通じて現状把握にお役立ていただければ幸いです。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。