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2023年08月10日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは。マーケティング部の金子です。
親族が集まる数少ない機会の一つ、
夏の「お盆シーズン」は、相続について考える機会でもあります。
相続といえば、生前贈与の税制や、
マンションの相続税評価が大きく変わります。
今回のブログでは、どう変わるのか主な変更点を羅列し、
相続対策を始める際に有効な、シミュレーションをご紹介します。
(1) 生前贈与の持ち戻し7年に大幅延長
来年から、贈与を使った相続税対策の常識が大きく変わります。
2023年度の税制改正では、これまで相続対策の定番であった
年間110万円の贈与税の非課税枠については、
相続発生までの一定期間内の贈与を
相続財産に持ち戻しする期間の延長が盛り込まれました。
現行の3年から7年に延長されます。
これによって、一層早くから生前贈与に手をつけるしかないですが、
それでも最大で受贈者1人あたり110万円が7年分、
トータル770万円の贈与の節税効果が帳消しになりかねません。
(2) タワマン節税、効果薄れる!?
来年1月からマンションの相続税評価が大きく変わります。
タワマン節税は極端に言うと、
相続税でのマンション評価額と市場価格との大きなかい離によって
課税評価額を減少させるものです。
マンションの評価額は現在、市場価格の平均4割程度にとどまっておりますが、
新ルールによって、市場価格の最低6割程度まで
評価を引き上げる新たな計算ルールを公表しました。
計算ルールが変わることで、相続税の負担軽減効果に大きな影響を与えそうです。
相続税を減らすことに注力しがちですが、
実は財産をどう分けるか(財産分割)に最も注目する必要があります。
なぜならば、財産の分け方で相続税が変わることを見落としがちだからです。
そこで弊社ホームページにあるシミュレーションのご紹介です。
【財産分割シミュレーション】をクリックすると、シミュレーションページに遷移します。
シミュレーションをすることで分かることは4つです。
1. 納税はできるか?
2. 残された家族は生活資金に困らないか?
3. 財産の分け方に公平感はあるか?
4. 自社株は分散しないか?
ぜひこの機会に確認されてみてはいかがでしょうか。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。