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2023年08月24日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
日々お客様からご相談いただく中で
「自社株が分散している」
というお話をたびたび耳にします。
事業承継や相続対策をお考えの場合、
株が分散したままでは次世代でリスクが生じる可能性もあるため、
早めに対策を考えることが重要になります。
そこで今回のブログでは
親族間で株が分散していたN社長の事例から、
どのようなリスクと解決策があるのかをご紹介いたします。
N社長(51歳)は、N社長の祖父が立ち上げた菓子メーカーの3代目です。
先代社長は当時6つの会社の株を保有しており、
その一部はN社長にとっての伯父・叔父にあたる2人に分け与えました。
そして現在、会社の株はN社長を含め、
それぞれの子どもたちに受け継がれたため、
6つの会社の株は従兄弟間で持ち合っている状態です。
このまま放置しておけば、株がさらに分散して、
まったく血縁のない他人に渡る可能性も考えられます。
そこで、N社長は従兄弟たちとの株の持ち合いを解消し、
自社の議決権を100%確保できるよう解決策を探し始めました。
とはいえ、6社それぞれの株の評価は高く、
贈与した場合でも、譲渡した場合でも、多額の資金が必要となります。
「銀行からお金を借りてホールディングスで株を買い集める」
という取引銀行からの提案も、
無借金経営を貫いてきたN社長にとってはピンとこなかったそうです。
そこで、事業承継の専門家として弊社にご相談してくださいました。
弊社からの提案は
「それぞれの会社で従業員持ち株会をつくりましょう」
これにより、N社長は自分が持つ2つの会社の議決権を100%確保し、
事業承継の問題が解決されました。
事業承継や相続をお考えのオーナー社長にとって
自社株問題の解消は非常に大きな課題かと存じます。
ヒューマンネットワークでは、皆様に成功事例をお聞きいただくことで
次世代のために、自社ではどのような対策ができるかを考える
きっかけになればと考えております。
「株が分散しており、思うように事業承継できない」
「自分に万一が起きた時に、後継者が経営をしていけるか不安」
「財産構成における自社株の割合が大きく、家族が相続税を払えるか心配」
少しでも当てはまる方は
ぜひ一度、他社事例を聞いてみませんか?
ご質問やご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。
※今回ご紹介したN社長の事例全文は、下記よりご覧いただけます。
https://www.humannetwork.jp/consultation /06/
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。