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2014年10月27日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは!税理士の島﨑です。
あたたかい食べ物が恋しくなる季節。
カレーマニアの私にとっては、
冬限定で店に並ぶことの多い「カレーうどん」との再会の季節でもあります。
「ああ、今年の冬はどんなカレーうどんに巡り合えるのだろう。(妄想・・・)」
と半ばうっとりしながら、
税金の計算をしているこの頃です。
さて本日は、
「税務調査士」
という資格についてお話しさせていただきます。
✔「税務調査士」を知っていますか?
皆さんは
「税務調査士」という資格があるのをご存知でしょうか?
本経営税務法務研究会というところが認定している民間資格です。
税理士と弁護士を対象に一定の研修を受けた者を
「税務調査士」として認定しています。
税務調査では申告が適正かどうかを調査するわけですが、
その判断基準はもちろん法律です。
国税通則法の改正後、
税務当局は税務調査において税務訴訟にも耐え得るような証拠を残すよう
職員に指導しているそうです。
税務調査は税務当局との法的な戦いの場なのです。
✔税理士=法律の専門家?
税理士は法律の専門家なのでしょうか?
税理士試験では税法以外の法律の試験科目はありません。
しかし税法を理解するためには民法などの
他の法律の理解が必要となるのです。
残念ながら税理士試験をパスしただけでは法律の専門家とはいえません。
もちろん税理士界もそのことはわかっていますので、
新人の登録時研修で民法なども学びます。
しかし数日の研修で身につくものではありません。
「税務調査士」の認定研修では民法の学習や税務訴訟の判例などを学び、
法律的な素養を養い、
元国税調査官の税理士や国税不服審判官の経験のある弁護士の
実に奥深い体験を学ぶことができます。
✔おわりに
私も「税務調査士」の認定を受けました。
6日間の認定研修を受けたわけですが、
まだまだ勉強不足ですね。
継続研修もあります。
「税務調査士」の認定を受けてからまだ顧問先に税務調査は入っていません。
「税務調査士」として立ち会う税務調査はどんなものか楽しみです。
楽しみだなんて顧問先には言えませんが・・・。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。