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2014年12月15日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは! 経営者保険プランナー、相続診断士の中山です。
東京も初雪を観測し、季節はすっかり冬ですね。
今年の冬至は12月22日ですが、
19年に1度の 「朔旦冬至(さくたんとうじ)」と呼ばれる、特別な冬至となるそうです。
冬至と新月が重なる希少な日で、
二重にめでたいと言われる朔旦冬至。
我が家でも南瓜を食べながら、家族の無病息災を祈願したいと思います。
さて、今回は私自身が個人で加入している"保険の見直し"で感じた
反省と教訓についてお話します。
✔ライフステージによる必要な保障の変化
私は20代の頃、保険料の負担が少なく、
高額な死亡保障のある保険(10年更新の定期付終身保険)に加入しました。
当時は子供たちが幼かったため、自分に万が一のことがあった場合を考えて、
なるべく大きな保障を確保しておくことが必要だと考えたためです。
それから約30年間。
数年前に子供たちが独立し、もう高額な保障はいらないだろうとのことで、
保険の契約をこれ以上更新するのをやめました。
これまで支払った保険料の総額は、
東京郊外に中古マンションが買えるくらいの金額になっていましたが、
解約時の払い戻し金はほとんどありませんでした。
✔個人保険で得するか、損するか?
死亡保障をやめた代わりに、
私は老後の病気に備えて医療保険に加入することにしました。
保障内容は、入院と手術、先進医療がセットになったシンプルなもので、
三大疾病にかかると以降の保険料の払込が免除になるものです。
しかし、私の年齢で今から医療保険が本当に必要なのかについては、とても悩みました。
私が加入しようとした保険は、
年間の保険料が約12万円、
10年後の保険料の支払総額は120万円。
給付金を受け取った場合のシミュレーションをしてみたところ・・・
・契約後4年以内に手術をして、1ヶ月を超える入院をした時 ⇒ 黒字
・契約後短期間で三大疾病になるか、先進医療を受けた時 ⇒ 黒字
・10年間で1ヶ月間入院をして、入院給付金30万円と
手術給付金20万円を受け取ったとき ⇒ 赤字(▲70万円)
長期間入院をしたり、一回何百万円もの費用がかかる先進医療を受けたりすれば
黒字になる計算ですが、
そうでなければ赤字です。
当分の間、大きな病気にかからなければ貯金をしておくほうが損をしませんし、
そもそも十分な蓄えがあれば医療保険は必要がないのですが、
30年間かけてきた保険が掛け捨てで、戻りがなかった私は、
また保険という「賭け」をする結果になってしまったのです。
✔おわりに ~反省からの教訓~
今になって思うことは、20代や30代の若いうちに、
将来保険料の総額の多くが戻るような
貯蓄性のある終身保険に加入しておけばよかったということです。
それを老後の貯金として考えれば、
私のように高齢になってから
新たに医療保険の加入で悩むようなこともなかったのではないかと思うのです。
私のケースはほんの一例ですが、
ご子息様やお孫さんなど若い年齢のご親族が個人保険の加入を考えている場合には、
以上のような事例もご参考いただきながら、
色々な商品を比較検討されることをおすすめいたします。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。