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2015年02月24日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは!経営者保険プランナー、相続診断士の小林です。
早いもので2月も終盤。
寒い中にもあたたかな日差しがあり、春の気配が感じられる頃となりました。
みなさんはすでに春先の予定を考えていらっしゃいますか?
私の出身県、茨城県にある偕楽園では、
今月20日から恒例の「水戸の梅まつり」が開かれ、観光客で賑わっています。
梅の花はまだ咲きはじめたばかりですが、3月の中旬頃にかけて見ごろとなるようです。
機会があれば足を運んでみてくださいね。
本日のブログでは先日お会いしたある社長から聞いたエピソードをお話ししたいと思います。
<目次>
・何十年と続く、ありがとうの挨拶
・一期一会の出会いに感謝して
・おわりに
「いつも謙虚な態度で、感謝の心で人に接することが大切。
それが商売の基本でもある。この間そんなことに気付かされたことがあったよ。」
社長はこう言って、あるエピソードを話してくださいました。
社長の会社の隣には、30年以上続く小料理屋があります。
こじんまりした古い店ですが、常連客が多くなかなか繁盛しているようです。
社長が夜遅くまで会社で仕事をしていると、いつも元気な声が聞こえてきます。
「○○さん、おやすみなさい。ありがとうございました。お気をつけてお帰りください。」
声の主は、隣の小料理屋の女将さんです。
お客さんが帰るときには必ず2階の入り口から下まで降りてきて見送っています。
社長が20年程前にこの場所に事務所をかまえてからずっとこの声を聞いています。
何十年と欠かさずにこの挨拶を続けてきたのでしょう。
女将さんとはなかなか話をする機会がなかったのですが、
社長は先日思いきって声をかけてみることにしました。
「毎日お客さんを見送っている声が聞こえます。
同じことを欠かさずに続けるなんて素晴らしい営業努力ですね」
すると、女将さんからはこんな返事が返ってきました。
「いいえ、私は特別なことをしているわけではないんです。
私はお客様がいらっしゃったことに感謝をすることしかできないから。
今日いらっしゃったお客様がまた次に来てくださるかはわからない。
どのお客様との出会いも一期一会だと思って挨拶を欠かさないようにしているんです。」
挨拶は営業のためにというよりも、
女将さんの純粋な感謝の気持ちから続けられていたものだったのです。
そんな女将さんの心がけがお客さんが自然と集まる店を作っていたのかもしれません。
「商売の基本は、感謝のループで成り立っている。
そんなことをあらためて気付かされた気がするよ」と社長は話していました。
わたしたちは仕事を通して、毎日いろいろな社長様にお会いしています。
考えてみれば本来はなかなかお会いできない方から、
貴重な話を聞かせていただけることは本当にありがたいことです。
常に自分がおかれている環境に感謝し、ありがとうの循環を生むような仕事ができたら・・・。
大切なことを教えていただいた出来事でした。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。