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2015年03月15日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは!サポート部の塚原です。
最近は昼間の陽射しも暖かく、春を感じる季節になりましたね。
週末は家族で公園に行ったり、近所を散歩したりするのが日課になっています。
もうすぐ3歳になる息子はサッカーに夢中で一生懸命ボールを蹴ったり追いかけたりと
大忙しです。
私はと言うと、昨年からバドミントンにはまっていて、
日々の運動不足がすこし改善されているといいな・・・なんて淡い期待を抱いています。
もう少し暖かくなったら、お花見やピクニックに出かけるのが楽しみです。
さて、インシュアランスファイル(保険の管理ファイル)を作成する中で、
お客様の保険証券を拝見する機会が多いのですが、
その中で「転換」の履歴がある契約をよく見かけます。
実は、この転換の内容を詳しく知らなかったために、いつのまにか損をしていた
というお客様が少なくないようなのです。
そこで、今回のブログでは、保険の転換とはどういったものか、
またその注意点についてお話しいたします。
転換とは、現在の契約の積立部分や積立配当金(転換価格)を、
新しい契約の保険料の一部に充当して、新しい保険に加入し直すことを言います。
これまでの契約の貯蓄部分を頭金にして、新しい保険に入る
「保険の下取り」のようなものです。
転換には次の3種類があります。
①基本転換・・・
転換価格を終身保険だけに充当する方法で、終身部分の保険料だけが軽減されます。
②定期保険特約転換・・・
転換価格を定期保険特約だけに充当する方法で、定期保険特約の保険料だけが軽減されます。
③比例転換・・・
転換価格を定期保険特約と終身保険それぞれに一定の割合で分割して充当する方法です。特約更新時の保険料は軽減されません。
転換によって、新しい契約の保険料が割安になったり、
保険料の負担はそのままで最新の保障内容に変更できる場合もありますが、
次のような注意点もあります。
保険料は、年齢が高くなるほど高くなり、年齢が若いほど安くなるのが一般的です。
転換では、転換時の年齢・保険料率で保険料を計算しますので、
今と変わらない保険料で、保障を充実させることができるとすすめられた場合には、
注意が必要です。
転換後の契約の終身保障が小さくなったり、積み立てていた解約返戻金(転換価格)の多くが
掛け捨ての保障に充当されたりしていないか、よく確認されることをおすすめします。
保険会社が生命保険の契約者に対して約束する運用利回りのことを、予定利率といいます。
この利率が高い契約ほど、契約者にとってはメリットが大きいといえます。
バブルの頃に加入されたような終身保険や養老保険は、
高利率のいわゆる『お宝保険』と呼ばれるようなものが多く、
実は、転換(解約)をしないほうがいい場合がほとんどです。
転換にまつわるトラブルとしてよく聞くのが、
当初は予定利率の高い保険に加入していたのに、
よくわからない間に予定利率の低い契約に変更していたというケースです。
予定利率は保険証券に記載がない場合もあります。
転換を検討される場合には、このような点についてもよく確認する必要があるでしょう。
保険の見直しで、知らない間に損をしていたというケースは意外と少なくないようです。
加入している契約の内容を今一度確認し、
納得がいくまで営業担当者から話を聞いたり、調べたりするなどして検討されることをおすすめします。
弊社で作成しているインシュアランスファイルは、
今加入している保険の内容がひとめでわかる便利なツールです。
このようなサービスが、少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。