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2015年03月16日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは!経営者保険プランナー、相続診断士の望月です。
春の訪れとともに、私の天敵である花粉との戦いの季節がやってきました。
お客様のところへ伺うときも、趣味のスノーボードに出かけるときも、
花粉の脅威に怯えながら生活する毎日・・・。
今年は例年に比べて花粉の飛散量が多いようで、戦いは長期戦の様相を呈しています。
私の安息の日が訪れるのは、まだ先となりそうです・・・(苦笑)
さて、今回のブログでは、お客様への訪問活動の中で
印象に残ったエピソードについてお話ししたいと思います。
九州にある病院の理事長先生とご面談いただいたときの話です。
その病院は、県内でも特に業歴が長く、
長年地域の医療を守り続けている病院でした。
しかし、この病院の創業者である理事長の武田先生(仮名・70歳)は、
次の世代への事業承継の準備が全く進んでいないことに悩んでいらっしゃいました。
武田先生は、病院は子供に承継することが一番と考えていましたが、
3人いらっしゃるお子様は皆30歳前後とお若く、
現時点で理事長として病院に迎えるには、経験が足りないと考えています。
ご自身の年齢を考えて、何とかしなければまずいと思いつつ、
日々の業務の多忙さなどで考えることを後回しにしてしまい、現在に至っているとのことでした。
そこで私は、武田先生にこんなお話をしました。
「事業承継は、1年で対策が終わるような簡単なものではないとお聞きします。
ただ、ご子息様はこの病院を継いで理事長となるために
必死で毎日を過ごしているのではないでしょうか。
先生も今できることから承継がしやすい環境づくりをしていきませんか。
私は、医学の専門的なことはわかりませんが、
財務面であればその環境づくりに役立つ情報をご紹介できるのではないかと思います。」
そうして私は、他の病院の理事長先生が行っている事業承継の事例や、
武田先生の病院にあった対策をお話しました。
武田先生は始めこそ、対策に着手することをためらっていたように見えましたが、
色々なお話をする中で、最終的に対策に踏み出すことを決意されました。
その後は保険活用のサポートを通じて先生の経営のお手伝いをしていますが、
財務面の対策をはじめてから、武田先生は院内のソフト面での環境づくりにも
積極的に取り組むようになったと聞きました。
武田先生の意思を継いで、先生のご子息が活躍される姿を今から楽しみにしています。
実は、最初の面談から数日後に、理事長からこんなお手紙をいただきました。
「先日は面談ありがとうございます。
望月さんとの面談があったおかげで事業承継について少しは前に進めたと思います。
今後もよろしくお願いします。」
私は、このお手紙を拝見したとき、プランナーとしてお客様の
想いの実現をお手伝いできる素晴らしさを学びました。
会社を成長・発展させようと邁進されている経営者や、
医療法人の先生方は、背景に様々なお悩みを抱えていらっしゃると思います。
しかし、武田先生の事例のように、何かひとつのきっかけで歯車が回り出し、
全てのことがスムーズに動きだすこともあることを知りました。
プランナーとして、経営者の方の悩みの解決に
少しでも貢献できるような仕事をしたい。
そんな自らの想いを新たにした出来事でした。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。