━━━━━━━━━━━━━ 2015/7/2号━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■人を活かす12の鉄則「松下幸之助」より
人間の心の動きをつかむ(3)
『働くことをじゃましない』
人間というものは働きたいものですよ。
「遊んどけ」と言われたら、そのときはいいけど、
時間がたつと困ってくる。
働くようにできているんやから、
働くことをじゃましないこと、
それがいちばん人の使い方がうまいんですな。
働こうと思うとるのに、
それをいやにするようなことは、
いちばん注意しないといかん。
働かせ方が下手やと、
どうも面白うない、
きょう一日休んだろかと、
こうなってしまう。
だからみな思うように働かして、
面白う働いてくれ、
というふうにもっていかないといかんですね。
それが人の使い方が上手
ということになるんやないでしょうか。
ぼくも、部長なら部長が一生懸命働いている、
それをなるべくじゃまをしないように
心がけてきたんです。
それなら何も言わへんのかというと、
やっぱり社長は社長として、
言わねばならんことはちゃんと言いましたけどね。
しかし、言うても、
じゃまするような言い方はせえへんわけですな。
まあなんとなしに、
「あの人に使われていると働きやすい」とか
「よく理解してくれる」とか
よく言いますな。
それは結局、
じゃましないということです。
(PHP総合研究所編『人を活かす12の鉄則』より)
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■ヒューマンネットワーク 朝礼3分スピーチより
『バスガイド』
これはある本で紹介されたバスガイド嬢のお話です。
ある特急バスが発車して間もなく、足の悪いおじいちゃんが
「なんとか、峠の手前のホロ町で降ろしてもらえんか」と交渉しています。
ガイド嬢は困った表情で
「規則でお停め出来ないことになっています」と応えますが、
おじいちゃんは
「特急バスと知らずに乗ってしまった。
ホロ町に皆が集まっていて時間までに行かないと皆が困る。
なんとか停めてもらえませんか?」
ガイド嬢はすまなそうに
「ごめんなさい。お停めして降りて頂くことはできますが、
そうすると他のお客様から
『あそこで停めて』
『私はここで降ろして』
というご依頼があった時に、
お断りすることが出来なくなってしまいます。
本当にすみません。」
おじいちゃんは独り言のようにつぶやきました。
「峠を越えた所で降りたんじゃこの足では歩けんし、
ホロ町の手前で降ろされたんじゃ時間に間に合わんし・・」
その時、運転手さんと話していたガイド嬢が、
客席に向かって姿勢を正し、
「お客様に申し上げます。
当バスはこれより峠に差し掛かりますので、
念のためブレーキテストを行います。」と、
バスは徐々に速度を落とし、静かに停車しました。
ガイド嬢は言葉を続けます。
「ドア開閉チェック!」ドアがスーッと手前に開きました。
するとガイド嬢はおじいちゃんに向かって目で合図をし、
右手を小さく前に差出したのです。
おじいちゃんはハッと気がついて、
運転手さんとガイド嬢に手を合わせ、
何度も何度も頭を下げました。
おじいちゃんが降りると、
車内は拍手と温かな笑顔で一杯になりました。
どんな仕事にもマニュアルや規則等ルールはありますが、
相手が人間である限り例外は必ずあります。
大事なことは、決まりきった規則に、
いかに、優しい心や思いやりといった
「感性」の味を付けて解釈するか。
人間味のない対応をして、
結果として人が不幸になっては、
何のための規則か分かりません。
人が思わず拍手をするような「粋」な対応ができたら素敵です。
そんな気付きを教えてくれたお話です
(山根)
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