『事業承継において、最大のリスクは、後継者に「やめた」と言われること』ヒューマンネットワーク・メールマガジン(通号296号)

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2018/07/11号 ━━━

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　『中小企業のための成功する事業承継』藤間秋男 著　
　ＰＨＰ研究所刊（全国書店で販売中）より転載しています。
　https://www.amazon.co.jp/dp/4569838537/

　※弊社提携先、ＴＯＭＡコンサルタンツグループ代表取締役で公認会計士の
　藤間秋男氏のご厚意により、著作を掲載いたします。

　「事業承継において、最大のリスクは、後継者に「やめた」と言われること。」
　
　たとえ子どもや親族であれ、親族外であれ、
　社長を継ぐということは、
　非常に勇気のいる決断です。
　これからの人生を社員や企業のために捧げるのですから。
　
　社長はそれを肝に銘じ、
　感謝の気持ちを持たなければなりません。
　ゆめゆめ「譲ってやった」などと考えてはいけないのです。
　
　私はこれまで、
　事業承継におけるさまざまなトラブルを見てきました。
　その経験から思うのは、
　事業承継の一番大きなリスクは、
　後継者が継ぐことをやめることです。
　
　社外的には信用を失います。
　社内的には次の候補者を見つけ、
　リスクのある事業承継をもう一度しなければなりません。
　
　社員間に不安が広がり、
　社長に対する求心力が
　落ちることもあるでしょう。
　
　事業承継をするときは、
　後継者がやめるなどということがないよう、
　綿密な計画をたて、
　「やめた」などと言わない後継者を選び、
　焦らず時間を掛けて着実に引き継ぎ、
　全力でバックアップしなければなりません。
　
　後継者に対し、
　常に「継いでくれた」という感謝の気持ちを忘れず、
　あたたかな気持ちでフォローすれば、
　後継者が辞めることなく、
　困難なことが起きても
　前向きな気持ちで乗り越えることができるでしょう。

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　著者　藤間　秋男（とうま　あきお）氏
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　公認会計士、税理士、中小企業診断士、行政書士。
　ＴＯＭＡコンサルタンツグループ代表取締役。
　慶應義塾大学を卒業後、大手監査法人勤務を経て、
　1982年、藤間公認会計士税理士中小企業診断士事務所を開設。
　2012年より分社化し、ＴＯＭＡ税理士法人、ＴＯＭＡ社会保険労務士法人、
　ＴＯＭＡ監査法人、ＴＯＭＡ行政書士法人、ＴＯＭＡ弁護士法人、
　藤間司法書士法人などを母体とするコンサルティングファームを構築。
　
　100年企業創りと事業承継をライフワークとし、関連セミナーを1700回以上開催。
　老舗企業を集めたイベント「100年企業サミット」を主宰するほか、
　雑誌やテレビ等で老舗企業取材も多数経験。
　
　「中小企業のための成功する事業承継」（ＰＨＰ研究所）
　「どんな危機にも打ち勝つ100年企業の法則」（ＰＨＰ研究所）
　「1/4は捨てなさい!」（ ダイヤモンド社）他、著書多数。

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