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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2018/09/11号 ━━━
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◇ 経営に役立つ書籍から
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『中小企業のための成功する事業承継』藤間秋男 著
PHP研究所刊(全国書店で販売中)より転載しています。
https://www.amazon.co.jp/dp/4569838537/
※弊社提携先、TOMAコンサルタンツグループ代表取締役で公認会計士の
藤間秋男氏のご厚意により、著作を掲載いたします。
『後継者に譲る前に、遺言を書き、一族への付言事項を入れる』
中小企業の場合、社長が株の大半を持っています。
逆に言えば、だからこそ安定的な経営ができるのです。
しかし、個人所有の株には、
いずれ相続という問題が生じます。
相続時に持株がバラバラになってしまい、
さらに将来、そのバラバラになった株を誰かが相続するとしたら、
株主は際限なく広がっていきます。
そこに悪意が入り込んでくることも考えられるでしょう。
そうなると、安定的な経営は望めません。
企業を乗っ取られてしまうことも考えられます。
そうならないように、社長は株が後継者に集まるような
遺言を書く必要があるのです。
会社の不動産が個人所有であれば、
それも考慮する必要があります。
社長が亡くなり、遺産相続でもめて、
期日までに相続の話し合いがつかない場合は、
小規模宅地や配偶者の税額軽減などの免税処置がきかなくなり、
多額の相続税を支払わなければなりません。
それにより経営が傾くことも考えられます。
遺言を書く際は、後継者以外の親族に対して、
「株主の権利を主張するな」
「会社の迷惑になるようなことはするな」
などを入れておくことです。
法的な拘束力はありませんが、
一族はこの付言事項を守らせるようにしておきましょう。
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著者 藤間 秋男(とうま あきお)氏
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公認会計士、税理士、中小企業診断士、行政書士。
TOMAコンサルタンツグループ代表取締役。
慶應義塾大学を卒業後、大手監査法人勤務を経て、
1982年、藤間公認会計士税理士中小企業診断士事務所を開設。
2012年より分社化し、TOMA税理士法人、TOMA社会保険労務士法人、
TOMA監査法人、TOMA行政書士法人、TOMA弁護士法人、
藤間司法書士法人などを母体とするコンサルティングファームを構築。
100年企業創りと事業承継をライフワークとし、関連セミナーを1700回以上開催。
老舗企業を集めたイベント「100年企業サミット」を主宰するほか、
雑誌やテレビ等で老舗企業取材も多数経験。
「中小企業のための成功する事業承継」(PHP研究所)
「どんな危機にも打ち勝つ100年企業の法則」(PHP研究所)
「1/4は捨てなさい!」( ダイヤモンド社)他、著書多数。
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発行:ヒューマンネットワークグループ
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