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『事業承継を見据えてコンプライアンスや内部統制を見直すべき』ヒューマンネットワーク・メールマガジン(通号422号)

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◆━━━━━━━━━━━━━━━ 2021/03/17 ━━━━━━

 日本全国12,989人の経営者へ配信中!

 ヒューマンネットワーク・メールマガジン 422号

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 ■ 経営に役立つ書籍より 
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□■ 創業家のリスクマネジメント27 ■□
 
※弊社代表と福崎弁護士の共著
『創業家のリスクマネジメント』
(幻冬舎刊)より抜粋して掲載します。
 
 
■ 事業承継を見据えて、
  コンプライアンスや内部統制を見直すべき ■

オーナー企業のリスクマネジメントは、
内部統制やコンプライアンスの問題を
抜きに考えることはできません。

「ブラック企業」という言葉も
「パワハラ」という言葉もなかった
昭和の時代なら、
中小企業での長時間労働や
残業代未払いは、
半ば当たり前だったでしょう。

しかしいまは、
時代が違います。

もし会社内に、昔に形成された
そういう悪習が
残っているとしたら、
事業承継の際の
大きなリスクとなります。

早急に排除することを
心がけるべきです。

例えば残業代の未払いが
あったとすると、
従業員が退職後も、
2年間さかのぼって
請求することができます。

すると、子どもに事業を
承継したあとで、
父親の代の残業代未払いが
請求されるという
可能性もあるわけです。

また、税務調査についても、
似たような事情があります。

代が変わったあとに、
変わる前の事項について
調査される可能性があります。

いずれも、会社を承継した
後継者にとっては、
「自分はまったく関わっていない、
先代がやったことだ」
といったところで、
未払い残業代の支払いや
追徴課税から逃れることは
できないのです。

後継者からしたら
「こんなものを残してくれた
父親を恨むしかない」となり、
結局はお家騒動のタネとなります。

あとから問題が指摘されない
きれいな会社を残すことも、
オーナー企業のリスクマネジメント上、
不可欠な要素です。
 
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
発行:ヒューマンネットワークグループ
 
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