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◆━━━━━━━━━━━━━━━ 2021/04/21 ━━━━━━
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ヒューマンネットワーク・メールマガジン 427号
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■ 経営に役立つ書籍より
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□■ 創業家のリスクマネジメント32 ■□
※弊社代表と福崎弁護士の共著
『創業家のリスクマネジメント』
(幻冬舎刊)より抜粋して掲載します。
■ 事業承継は「サクセッションプラン」の作成から3 ■
前回は、サクセッションプランの
作り方について解説しました。
サクセッションプランの前提として
「候補者候補は、現在は
経営者として不十分であり、
成長している途上である」
という考え方があります。
そのために、これから経営者として
どのような知識や経験を
身に付けなければならないのか、
もし今すぐ経営に携わるなら、
足りない部分を
誰がどう補佐するのか、
などが記されます。
いわば後継者の育成の
「道しるべ」
となるものです。
サクセッションプランを
用意しておけば、
もし社長に突然万一のことがあっても、
後継者の育成、
社内ガバナンスという点での
方向性を明確に
示すことができます。
サクセッションプランは、
基本的に社長が自分一人で作り
保管しておくものですが、
適当な時期に、
後継者候補にも見せ、
思いを共有しておくこと
もいいでしょう。
ただしその場合、
状況の変化により後戻り、
つまり候補者を選び直す
可能性があることは、
十分に留意してください。
現社長が卓越した経営能力や
人心掌握力を有し
高いカリスマ性を誇っているほど、
その社長が亡くなったあとの会社を、
後継者がまとめていくのは
大変になります。
どうしても前社長の比較で見られるため、
普通の能力であっても、
劣っていると
評価されてしまうからです。
そこで、周囲の幹部が
後継者の不足する部分を支え、
一種の集団指導体制で会社を
運営していかなければなりません。
しかし現実には、
人には様々な野心があり、
カリスマ社長亡きあとの経営陣が
チームとしてひとまとまりになって
会社を支えていくことは大変です。
だからこそ、今すぐに
サクセッションプランを作成し、
早期にその意識を
社内に植え付けておくことが
大切になるのです。
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