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◆━━━━━━━━━━━━━━━ 2021/05/26 ━━━━━━
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ヒューマンネットワーク・メールマガジン 431号
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■ 経営に役立つ書籍より
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□■ 創業家のリスクマネジメント36 ■□
※弊社代表と福崎弁護士の共著
『創業家のリスクマネジメント』
(幻冬舎刊)より抜粋して掲載します。
■「親族内承継」「親族外承継」どちらが多い?■
事業承継において、
社長の子どもなどの親族が跡を継ぐ
「親族内承継」と、
従業員や外部から来た人物が社長になる
「親族外承継」とでは、
どちらが多いかご存知ですか?
実はここ10年以上一貫して
日本の企業では
「親族外承継」の方が多いのです。
(2017年版「中小企業白書」より)
日本に存在する企業の95%以上が、
オーナー企業だということを考えると、
子どもなどの親族が跡を継ぐ方が
少数派だというのは、
やや意外な感じを受けるかもしれませんが、
それが現実です。
また、東京商工リサーチの調査によると、
2020年に倒産した企業は7,773件、
「新型コロナ」関連倒産は792件
休廃業した企業は4万9,698件となっています。
倒産件数は年々減っていますが、
休廃業する企業は
年々増加傾向にあります。
一方、休廃業する企業のうち
50.5%の企業が
黒字となっています。
(2017年版「中小企業白書」より)
つまり、半数以上企業が、
黒字なのに事業をやめている
ということです。
ではなぜ黒字なのに
会社を畳んでしまうのか。
それは後継者不足が最大の要因です。
日本の企業のうち 65.1%と
ほぼ3分の2の企業で
後継者がいないというデータがあります。
(全国「後継者不在企業」動向調査
(2020年)帝国データバンク)
つまり、苦労して
経営を続けてきた会社のうち
少なくない数が、
黒字であるにもかかわらず、
後継者がいないという理由で、
廃業に追い込まれているのです。
逆に言うと、
それだけ多くの会社で
後継者育成に失敗している、
ということです。
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