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------------------------------ 2022/04/06 ---------
ヒューマンネットワーク
メールマガジン 476号
日本全国13,118人の経営者へ配信中!
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4月の新年度に入り、
新しいことを始めようと、
計画されている方もいらっしゃると思います。
さて、日本人は古来より、
縁起を担ぐことが大好きな民族
と言われています。
物事を開始する吉日としては、
「一粒万倍日」というのがあり、
特に仕事や投資などで成果が得られるとのこと。
今週は8日が該当するそうですが、
八は末広がりですし、
とても縁起がよさそうです。
ところで、暦とは関係ないのですが、
JR各社は縁起を担ぐため、
ロゴの漢字に手を加えています。
▽続きは最後に▽
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■ 経営に役立つ書籍より ■
◇ 創業家のリスクマネジメント65 ◇
※弊社代表と福崎弁護士の共著
『創業家のリスクマネジメント』
(幻冬舎刊)より抜粋して掲載します。
◆ そもそもオーナー企業、創業家って何? ◆
私たちは「オーナー企業」「創業家」
という言葉を多く用いていますが、
「オーナー企業」「創業家」とはどのようなものか、
改めて定義を確認します。
「オーナー企業」とは、
創業者、またはその後継者や親族などの
創業者が所有者=「オーナー」
となっている企業です。
オーナーは会社の持分(株式)の
過半数を保有して支配権を持つとともに、
経営者として経営権も掌握しています。
つまり、創業者(創業家)=所有者=経営者
となっているような企業が
オーナー企業です。
税法などでは「同族企業」
と呼ばれる場合もありますが、
ほぼ同じ意味です。
必ずしも中小企業に限らず、
株式を公開(上場)している大企業にも
オーナー企業は少なからず存在します。
一説には、日本に存在する企業の95%以上は
オーナー企業だといわれます。
このオーナー企業の経営者を、
オーナー社長と呼びます。
ところで、株式会社は
会社の所有者(株主)と
経営者とが分離しており、
株主が経営者に経営を委託する形で
運営されるのが原則的な形態です。
これは、資金を持つ者が経営者として
優れた才能を持つとは限らず、
また経営者として優れた才能を持つ者が
必ずしも事業資金を
持つわけでないことから、
資金を持つ者は出資をし、
経営の才がある者は経営をする、
と役割分担をするほうが合理的だ
という考え方に基づいています。
そして、株主は出資をした見返りとして
配当金を受け取り、
経営者は経営業務に対する
報酬を受け取ります。
ただし、経営者はあくまで株主から
委託されて経営をしているのであって、
会社の最終的な意思決定者は株主です。
そこでは、株主と経営者との
支配・非支配の関係は明確です。
ところがオーナー企業においては、
・株主=会社の所有(オーナーシップ)
・経営(ビジネス)
・家族(ファミリー)
が相互に関係する複合体として
一体化しています。
これは、株式会社の一般的な形態
(所有と経営の分離)と異なる特徴です。
しかも、世界には何百年にわたって
同じ一族が株主=経営を担いながら、
繁栄を続けている
オーナー企業がたくさんあります。
なぜ、このような企業が生まれるのか。
このような問題意識を発端として、
欧米の経営学には
「ファミリービジネス」という概念が生まれて
経営学の研究対象になっています。
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△冒頭からの続き△
「〇〇旅客鉄道株式会社」と書かれたロゴの、
鉄道の"鉄"の字の右の『失』が、
『矢』になっているのです。
『鉄』の字が「金を失う」という字では、
縁起が悪いということで、
意図的に字を変えているそうです。
ただし、あくまでもロゴ上のことです。
また「四国旅客鉄道株式会社」のロゴだけは、
唯一、そのまま『鉄』の字を使っています。
最後までお読みくださいまして、有難うございました。
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