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2019年10月03日 ※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。
こんにちは。経営者保険プランナーの有田です。
8月20日のブログで決算対策のひとつに使われておりますオペレーティングリースhttps://www.humannetwork.jp/blog/20190820.html
をご紹介させていただきました。
既にオペレーティングリースをご購入されたり、
資料を取り寄せて検討されているという方も多いかと思います。
その中で購入選択権、ありとなしというケースをみたことがある方も
いらっしゃると思います。
さて購入選択権とはなんでしょうか。
その購入選択権はあったほうが良いでしょうか?
購入選択権は賃借人がリース期間満了前、または満了時に
あらかじめ決まった時期に決めれられた価格で買い取る権利の事を言います。
基本的に新品の物件であれ、中古の物件であれ古くなっていきますので
価格は現在の市場価格より安く設定されています。
航空機リースであればリースで借りている航空会社は、
リース料をこのまま払い続けるのであれば
その時期購入してしまおうと考える目安になります。
投資家の立場からみればあまりに安い価格で購入選択権が設定されていますと
最終的なリターンが元本割れしてしまうリスクが高くなります。
従いましてオペレーティングリース業者はそうならないような価格設定で
予想シミュレーションを組みます。
為替リスクはなくなりませんが、基本的には100%以上リターンになるように
シミュレーションを作成します。
購入選択権付の物件はリース業者に聞くとまず、
賃借人の経営状況がよほど悪くない限り、購入するそうです。
従いまして購入選択権が付いていることで
元本割れリスクはより低く安全策をとっていると言えます。
しかし、投資という観点でみますと、
数年後の市場の状態ではもっと高くうれる相場なのに
購入価格が決まっているために安く買われてしまう可能性もあります。
また購入選択権がついてないから売れないという事は
某リース業者の話ではこれまで一度もなかったという事でした。
売れるという前提でみれば購入選択権がない事で
市場で高く売れる可能性もありますのでリスクが多少増えても
リターンを望む方には購入選択権なしの物件のほうが良いかもしれません。
購入選択権を行使するのは賃借人の権利ですが、
実際に行使される場合、その前年には投資家に連絡がくるそうです。
オペレーティングリースは単年度で大きな損金をつくることはできますが
基本的には投資商品であり、ドル建て商品が多いので
為替リスクなど元本割れのリスクもあります。
リースの満期や購入選択権が行使された時は大きな雑収入が発生致しますので
よくご検討の上、購入をお勧め致します。
ご関心がある方は、右上のボタンより弊社までお問合せ下さい。
お気軽にお問い合わせできるよう複数の窓口を用意しております。