社長がセミナーに行くと…

※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。

社員A 「社長、また変なセミナーに行ってきたんでしょ。」
私   「え、そんなことないよ(実は嘘...) な・なんで?」
社員A 「だってさっきの話、社長らしくないからすぐわかる。」
私   「...。」

私はセミナーがあまり好きではありません。
長時間座っていることが苦手だからです。
それでも、気になっていることをテーマにした案内状が来ると参加します。
年に1回程度です。

単純な私は聞いた内容を、良かれと思って即実行します。
しかし、この実行に移す時の方法がとても強引かつ不器用で、
時には周りを混乱させます。

それでも最初のころは、
「何だか判らないけど、社長がいいと言ってるんだからやってみよう。」
ということで、プロジェクトチームを作って始めます。

しかし、長続きしません。
何故なのか、よく判らないまま中途半端になって、
止めてしまうことがよくありました。

このようなことを繰り返してきたのですが、
いいものは残っています。
しかし、『形を変えて』です。
ポイントはこの『形を変えて』というところです。

みんなの意見を聞き、
自社に合ったやり方に、自分達で工夫をすると
『形を変えて』残ってゆきます。
自分達で考え抜いて、という作業が加わりますが、
良いモノや、その方法は習慣になります。

ところで、遠回りをしてしまい、
「無駄なお金を使ったなー。」
と思うことも時々あります。

その原因をつきつめて考えてみると、
共通点があります。それは、

①現場の意見を聞いていない。
更に、
②何故そのことが気になっていたのか。
③参加した目的は何か。
④内容はそれを解決できるものか。
を、他の人に上手く説明できない。
という4つです。

ここでいう他人とは、
当社の仕事の内容が判らない人に
説明したとしても、
理解してもらえるというレベルです。

説明が上手くできない、
聞いた人が納得できないのは、
そもそも目的がはっきりしていないで進めた結果だということが、
判ってきました。

上手くいかなかった原因は、
現場の意見を聞かず、その上で目的をはっきりさせることなく、
独断専行で、行動に移してしまったからなのです。

何でも理論的に説明できるわけではありませんが
人が聞いて良くわからないことは上手くいかないようです。
時には、見切り発車でやったことで上手くいくということもあるでしょうが
あまり社員を巻き込まないほうがいいようです。

目的を今一度考え、はっきりさせることで、
形は変わったとしても
自社にあった方法が見つかります...。

それにしても、
「社長がセミナーに行くとろくなことはない。」
などと言われたら寂しいです...。

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