黒字なのに危ない?安定期に入った企業が抱える3つの落とし穴

※税法上の取扱いについては、ブログ投稿時の税制によるものです。

黒字なのに危ない?安定期に入った企業が抱える3つの落とし穴

 

資金繰りに頭を抱え、販路の拡大に奔走し、
寝る間も惜しんで働いた創業期。

ようやく顧客が付き、紹介も増え
会社が形になってきた成長期。

そして長い努力の末、売り上げが安定し、営業利益も黒字化した――。
経営者の皆様にとって、「やっとここまで来た」と感じる瞬間ではないでしょうか。


しかしこの"安定期"こそが最も危険な時期であることをご存じでしょうか?


この時期の課題は、表面化しづらく、気づかぬうちに深刻化するものです。
放置すると会社の成長が止まり、衰退へ転じてしまうこともあります。


果たしてこの"安定期"特有の課題とは何か?
そしてどのように乗り越えるべきか?


これから10年・20年と会社を守りながら成長させたい
とお考えの経営者の方は是非ご覧ください。

 

<目次>
・人材が定着しない ― 社員が安心して働ける環境づくりを
・売り上げの大部分を経営者に依存している ― 万が一でも事業が続く仕組みづくりを
・利益は出ているのに ― 将来のための利益防衛策を
・おわりに

 

人材が定着しない ― 社員が安心して働ける環境づくりを


「せっかく採用したのに、若手がすぐ辞めてしまう」
「中堅社員がよりよい待遇を求めて転職してしまった」――。
そんな声をよく耳にします。


人材が定着しないことは単なる採用コストの問題ではありません。

・既存社員への負担が増え、不満が離職を呼ぶ。
・案件や注文を断らざるを得ない。

やがて組織の持続力が失われ、企業の成長が鈍化してしまうのです。


ではなぜ辞めてしまうのか?
背景にあるのは「安心して働き続けられる制度の不足」です。


賃上げ等ももちろん大切ですが、それ以上に
生活と健康の安心”を支える仕組みが求められているのです。


例えば、けがやがんなどで働けなくなったとき
会社がどれだけサポートしてくれるのかに
注目している社員の方は多くいらっしゃいます。


そうした“安心の仕組み”として注目されているのが、
団体型の医療保険やがん保険の導入です。


会社が保険料を負担し、従業員は万が一の際に給付金を受け取れるため、
治療費や入院費などの経済的な負担を軽減できます。


つまり保険を導入することで、会社の資金で
従業員とその家族を支える仕組みを整えることができるのです。


さらに、医療保険とがん保険を組み合わせることで、
幅広い疾病リスクに備えることができ、社員が得られる安心感も一層大きくなります。
こうした理由から、福利厚生の一環として導入する企業が増えています。


このように社員に“安心”を届けることこそ、
人材定着と企業の持続的な成長を支える
確かな投資といえるでしょう。

売り上げの大部分を経営者に依存している ― 万が一でも事業が続く仕組みづくりを


これまで最前線で奔走してこられた経営者様。


日々、経営判断から営業、資金繰りに至るまで、
あらゆる意思決定を自ら担い、企業の売り上げ拡大に貢献されているかと思います。


しかし、もし急な病気や事故で経営者様がお亡くなりになってしまったら――


運転資金の確保、取引先対応、給与支払いなど、
すべてが止まってしまうリスクがあります。


こういった事態に備え、
経営者様に万一があった際でも事業が続く、
すなわち資金が得られるような仕組みを整えておくことが必要です。


例えば、経営者を被保険者とした生命保険を活用すれば、
もしもの際に保険金を「会社の運転資金」として受け取ることができます。


これにより給与の支払いを継続し、取引先の信頼を守り、
事業継続の時間的猶予を得ることができます。


経営の継続を“仕組み”として支える。
それが次の成長ステージへ進む企業を支える基盤です。

利益をどのように活かすか ― 将来のための利益防衛策を


「黒字なのに手元に資金が残らない」
「将来の投資や退職金準備が進まない」

と感じた経験はないでしょうか。


このように利益が安定し始めると次に課題となるのが、
その利益をいかに活用するか」という点です。


対策を講じないままでは、
万が一の業績悪化や不測の事態の際に
会社を守る余力を失ってしまうおそれがあります。


ここで重要なのは、
“目先の利益にとらわれず、将来を見据えて利益を守る”という発想です。

利益は「使うため」だけでなく、「次の備えに変える」こともできるのです


例えば、保険やオペレーティングリースなどの
金融商品を活用して利益の一部を将来に備えておくことで、
退職金の支給や事業承継、予期せぬ出費が発生した際にも、
あらかじめ確保していた資金を活用できます。


こういった利益の防衛策があれば、
急な支出があっても資金繰りへの影響を最小限に抑えることが可能です


決算直前に慌てることなく、利益を将来に向けて活用できる戦略をもつ企業が、
次の成長ステージを確実に掴むことができます。

おわりに


創業期、成長期という荒波を超え、
今まさに安定期を迎えた経営者の皆さま。


これからの10年・20年を見据えるうえで必要なのは

会社を守りながら、成長させるための仕組みづくり

という視点です。


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